今回は早期リタイア後の家をどうするのか? というお話です。
早期リタイアが射程圏内に入ってきたが・・・
最近の好景気もあって私の現在の総資産は6400万を超えました。
早ければ後数年、遅くても10年以内には早期リタイア目標金額の1億円を達成できるのはないかと思っています。(あくまで上手く行けば、の話ですが)
しかし、早期リタイアにあたって不安がいくつかあります。
その一つが住む家をどうするのか? という事です。
まだ実際に早期リタイアを実現していないのに、こんな事を考えるのは馬鹿らしいと思われるかと思いますが、リタイア後の生活の非常に大きな要素ですから、いざという時に後悔しない選択ができるように、前もって準備を進めていきたいと思っています。
賃貸か購入か?
一口に住む家をどうするのか? といっても色々な要素があります。
今回は賃貸か購入か? という事を考えてみたいです。
この問題は非常に長い間あちこちで議論され、そして未だに答えが出ない問題ですね。
まあ、それもしょうがないです。前提条件やら個人の嗜好やら変数が多すぎますからね。
しかし、早期リタイア実施者、という前提条件ならばある程度は答えが導けるかもしれません。
結論から言ってしまうと私は購入の予定です。
私の住宅履歴
私は社会人になってから今までずっと賃貸です。(だから本物の猫を飼う事が出来なかった・・・)
今は家賃が約7万円のところに住んでいますが、現在の勤め先はかなり強力な住宅手当が出ているので助かっています。
余談になりますが、就職先で迷った場合は住宅手当が厚いところがオススメです。
私は転職活動時になんとか複数の内定を貰えましたが、その際、給与より住宅手当を重視しました。そういった会社は福利厚生が充実している(ホワイトな会社である)事が多いからですね。実際に正解だったと思います。
実家はありますが、駅から遠い、坂が多い、やや過疎化が進んでいる等の理由で現時点ではそこに住む気はありません。親も将来的には処分するつもりのようです。
基本的には賃貸がおすすめ
私は今まで家を買った事はありませんし、専門家でもないので、投資の話以上に主観が入っている事をご了承下さい。
両者の比較は他サイトで十分行われていると思うので、ざっくり書きます。
経済的な面から見れば割と単純です。一定期間以上同じ家に住むのなら購入の方が得で、短期間しか住まないのなら賃貸の方が得です。
しかし、持ち家にはざっと考えるだけでも以下のリスクがあります。
- 生活環境の変化 (転職、結婚、出産、病気怪我)
- 天災 (地震、津波、浸水)
- 人災 (火事、隣人が原因の場合も)
- 隣人 (騒音、ゴミ屋敷、反社会的組織の構成員)
- 周辺環境 (過疎化、最寄りの店が撤退)
- 住宅 (欠陥住宅、設備の故障、老朽化)
- 売却 (想定以下の金額で売却、そもそも売却できない)
- 住宅ローン (リストラされ払えなくなる、最悪破産)
- 補助 (住宅手当が利用出来ない、低い傾向)
はっきりと言わせてもらいます。持ち家ってリスクの塊ですよね。
実際にこれらの問題が起きるのはレアケースかもしれませんが、これらのリスクに怯えながら日々を暮らすのは私には難しそうです。
特に住宅ローンにより、株式投資でリスクを取ったり、思い切った引っ越しや転職ができなくなるのが非常に厳しいですね。
持ち家も貸したり、売ったりすれば利益につながりますが、人口減少のこの時代では、そう簡単では無いでしょう。
生半可な知識では失敗するのがオチです。不動産の勉強や、不動産管理、売却購入手続き等に大きな工数も取られます。
もしあなたが「そんな事は無い、資産価値のある家を選ぶのは自信がある」と言われるのならば間違いなく持ち家をオススメします。というか、そんな自信があるのなら不動産投資でもすべきでしょう。
今の世の中では安定した収入、生活環境はそう期待できません。
私としては長期で見たら持ち家がお得だとしても、そのリスク、かかる工数を考えたら、お手軽で気楽な賃貸にして、インデックス運用でもする方をオススメします。
しかし、早期リタイアする人間では・・・
しかし、それは独身かつ現役で働いている場合の話です。
早期リタイアする人間にとっては話が変わってきます。
それは何故でしょうか?
長くなってきたので分けます。まさかの前後篇です。
次回へ続きます。