架空の猫の雑記帳

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SPXSがSBI証券米国ETF売買代金ランキングに入る

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SPXSが人気(?)なようです。

はじめに

昨日のダウは2.94%マイナス、VGTは3.65%マイナスでした。

FRBが利下げを発表し一瞬大きく値が上がるも、最終的には上記の値に落ち着きました。下がった理由は結局は利下げに関しては織り込み済みだったとも、パウエルさんが「ウイルスの影響がどこまで続くか解らない」と発言した為とも言われています。

まあ下がるのは想定の範囲内でしたが、驚くべきは一瞬の暴騰です。VGTで言えば、以下のようにたった1分で5.62ドル(約2.3%)もプラスになりました。これもAIの為せる技なんですかね。この値動きについていける人間はそうは居ないでしょう。

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しかし、このとんでも無い値動きの中で一攫千金にチャレンジしている方々も居るようです。

SPXSがSBI証券米国ETF売買代金ランキングに入る

SBI証券では一週間ごとの米国ETF売買ランキングを見ることが出来ます。そのランキングの2月24日~2月28日の結果でなんとSPXSがランキング入りしています。

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マーケット|SBI証券

しかしすごいランキングですよね。TECLが1位、SPXLが5位、SPXSが7位(New!)です。主要レバレッジETFが全てランキング入りしています。意外にも金や債券は入っていないようです。

SPXS(Direxion デイリー S&P 500 ベア 3x)は過去に記事にもしましたが、S&P500を3倍レバレッジで空売りするETFです。つまりS&P500が下がればSPXSはその3倍上がります。(詳細は関連記事を見てください)

他のも大概ですがSPXSはレバレッジETFの中でも特にギャンブル性が高いETFです。確かに今の相場なら儲かる可能性もありますがリスクが高すぎます。少額でやっていると思いたいですが、ランキング入りするくらいですから実際はかなりの高額で取引されているかと思います。

つまるところ、私が言いたいことは「本当に大丈夫ですか?」って事です。結局は自己判断となりますが、このランキングを見てSPXSやTECLが人気だからちょっと手を出してみようとする前によく考える事をオススメします。

この状態は米国でも問題になっているらしく少し前の話ですが、米証券取引委員会(SCE)はレバレッジETFに制限をかける可能性を示唆しているようです。ひょっとしたら突然レバレッジETFが廃止になる事も考慮した方が良いでしょう。

mobile.reuters.com

最後に

現在の暴落のなか「ピンチはチャンス」と言いたいところですがやっぱりレバレッジETFはオススメできません。

全資産の99%を株式に突っ込んでいる私でもレバレッジETFはリスク許容度を超えていると判断して敬遠しています。特にここ最近投資をやり始めた初心者の方はもう一度投資先を見直してみる事をオススメします。

 

関連記事です。SPXSの記事ですが最近注目記事に上がる事が多くなっています。

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