XCOM: Chimera Squad (邦題 XCOM: チーム・キメラ) の感想です。
はじめに
昨日のダウは+0.11%、我がVGTは+1.23%でした。
てっきり下がるかと思っていたのですがまさかのプラス。先週末の反動で全体的にハイテク株の買いが入ったようです。バフェットさんが売却したデルタ航空も謎のラストの上昇で+1.54%でした。
「米国株は特にイベントが無い日は上がる」というのが私の考えなのですが、つまりバフェットさんの売却も市場にとっては大きな意味を持たないのでしょうかね。
さて、今回はGW中にプレイしたゲームの一つ、XCOM: Chimera Squad (邦題 XCOM: チーム・キメラ) の紹介記事です。投資とは一切関係はありません。
XCOM: Chimera Squadについて
XCOM: Chimera Squadの2020年4月24日に2K Games (開発はFiraxis) から発売された戦略シミュレーションゲームです。戦略シミュレーション好きには有名なXCOMシリーズの最新作になります。
過去作については実況プレイ等も多数あるので気になる人は調べてみて下さい。日本のゲームでいえばファイアーエムブレムや戦場のヴァルキュリア等が近い感じです。
今作は前作であるXCOM2から5年後、なんと人類とエイリアンが共存している都市が物語の舞台です。そこで特殊部隊のChimera Squadを指揮して治安を守る事がゲームの目的となります。
現在、Steamで2200円で発売中。当然、日本語も対応です。
ゲーム概要
今作のゲームシステムは基本的には前作であるXCOM2と同様ですが、色々簡略化されています。
前作では広いマップを探索しつつ敵と遭遇したら戦闘開始といった感じでしたが、今作では比較的狭いマップにSWATのように強行突入して、いきなり戦闘開始となります。
また、チーム毎のターン制では無くなり、1ターン内で敵味方入り乱れて行動するようになりました。その為、各キャラの行動順番が非常に重要となっています。
そして、味方キャラは全員が固有キャラで一人でも死亡するとゲームオーバーです。もっともHPが0になっても猶予期間があるのでそうそう死ぬ事はありませんが。
クリアした感想まとめ
クリアした感想を一言でいえば「非常に面白かった!」ですね。
難易度ノーマルでクリア。プレイ時間は20時間以上です。(一回バグで最初からやり直しており、それを含めると30時間以上プレイ)
当初は価格も安い為、XCOM3への実験的な作品でボリュームも少ないだろうと思っていましたが、良い意味で期待を裏切られました。
さすがにXCOM2よりは劣るものの、十分なボリュームですし、戦闘やキャラ付けに関してはXCOM2よりもこちらの方が好みです。
難易度に関してはXCOMらしく序盤は難しいものの、終盤は割と楽になりますね。
戦略シミュレーション好きなら非常にオススメですが、できれば前作のXCOM2からプレイする事をオススメします。5月8日までなら2112円でSteamで購入可能です。
良かった点
ゲーム自体が良い意味で簡略化されており、私としてはサクサク進む今作の方が好みです。XCOM3もこのシステムを元に開発を進めて欲しいとと思います。
意外だったのは仲間キャラクターが非常に魅力的だった事です。キャラ同士の会話が頻繁に入るのですが、これがまた良い感じなのですよ。特にエイリアンのキャラ達が非常に個性的で、これをプレイしてしまうとXCOM2で彼らと戦う事に躊躇してしまうくらいです。
エンディングで人間とエイリアン達が楽しそうに暮らしている画像が出てくるのですがそれを見るとXCOMシリーズを遊んでいた人にとっては感慨深いものがあるはずです。
悪かった点
最大の問題はバグが多い事ですね。
特にキャラの装備が消える系のバグが最悪で、発生している状態でセーブしてしまうと取り返しがつきません。実際、私はこれで一回最初からやり直しました。
一応、データを直接編集する等の方法があるようですが、バグ修正が入るまで待った方が良いかもしれません。(何時修正されるのかは解りませんが・・・)
装備を変更するタイミングでバグる事が多いようなので、私はなるべく装備を変更しないでおいて、どうしても変更する場合は全員の装備に異常が無いか確認してから進めていました。
他にはUIが相変わらず悪いです。XCOMシリーズは既に何作も出ている作品のはずなのにこの操作性の悪さは何なのでしょう。セーブファイルの並び順がおかしい等の詰めが甘いところも散見されます。
翻訳についてはキャラの会話部分は問題無いのですが、スキルの説明等は少し解りづらいものがいくつかあります。
ちょっとした攻略情報
難易度はノーマルを前提としています。高難易度ではまた違ってくるはずです。
キャラクター評価
基本的に極端な弱キャラはいないのですが、後半は火力でゴリ押しできるのでどうしても火力キャラが高評価としています。
個人的なオススメのメンバーはクレイモア、パッチワーク、ブルーブラッド、トルクです。全員範囲攻撃が可能で終盤はほとんどのマップを1、2ターンで殲滅出来るようになります。
ゴッドマザー
オススメ度 ★★
ショットガンの使い手。序盤はいまいちですが、特別エージェントでヴェンティレートを覚えてからは一気に強キャラになります。弾薬数が増える武器パーツを装備させるのがオススメです。
ターミナル
オススメ度 ★★
回復役で特に難しい序盤で輝きます。毎ターンHP4回復はぶっ壊れ性能です。しかし、ゲームに慣れてくるとそもそも被弾する事が少なくなるので活躍しづらくなります。もしもの時も救急キットを持っていれば十分ですので。
チェラブ
オススメ度 ★★
防御面に特化したキャラ。毎ターン、1回だけダメージ無効のシールドを貼るというこれまたぶっ壊れ性能キャラです。ターミナルと同様に序盤は活躍出来ますが、後半に圧倒的火力で敵を殲滅できるようになると活躍度はやや減ります。それでも訓練でリターンショットを覚えるば、それなりに戦力になります。
ヴァージ
オススメ度 ★
敵を状態異常にした上で自身を強化できる特殊なキャラ。長期戦向きのキャラで、残念ながらニューラルネットワークを繋いで自身を強化するシステムと、一匹でも早く各個撃破した方が良い戦闘システムが噛み合っていません。そのため、活躍度はいまいち。
ブルーブラッド
オススメ度 ★★★
最強クラスの火力キャラです。ピストル自体の火力は低めですが、手数が異常に多く殲滅力が非常に高いです。優先して強力な武器パーツを装備させるべきです。
パッチワーク
オススメ度 ★★★
対ロボット戦闘のスペシャリスト。毎ターン、遠距離4ダメージが強力。終盤は火力不足になるかと思いきや、スキル「高電圧」で多数の敵に攻撃できるので十分に役立てます。また、コンバット・スキャナーも非常に強力で出来る限り突入スキルはこれを使った方が良いです。リフレックス・グリップ(射撃でターン終了しない)が入手出来たらぜひ彼女に装備させるべき。
ゼファー
オススメ度 ★
近接特化キャラ。序盤は非常に強いです。しかし、他キャラと違って武器強化が出来ないのでどうしても後半は火力不足になりがちで不遇。アップデートで一番テコ入れしてほしいキャラですね。
トルク
オススメ度 ★★
一部で大人気のトルク姉さんです。火力自体はそこまで無いのですが移動力が高く使い勝手が良いです。訓練で「タッグ・チーム」を覚えると仲間を毎ターン1回追加行動させる事ができるようになり、チーム全体の火力の底上げが出来ます。タング・プルで仲間やVIPを引っ張るのが撤退する時に地味に便利。
アクシオム
オススメ度 ★
耐久力が高い近接キャラなのですが、いかんせん近接攻撃スキルのスマッシュの命中率が悪すぎます。優秀な効果のスキルが多いものの、どれも確率で発動するので運に大きく左右されがち。調子の良い時は本当に強いのですが。
クレイモア
オススメ度 ★★★
一言で言えば破壊神。毎ターン爆弾を投げる事が出来るぶっ壊れ性能キャラです。最終段階になると1ターンに装備グレネードも合わせて4回も爆弾を投げる事が出来てしまいます。
シェルター
オススメ度 ★★
とにかく地味なキャラ。序盤は配置転換スキルしか無いので微妙に思えるが、「テンポラルシフト」や「ソウルストーム」を覚えて敵の順番を遅らすことが出来るようになるとけっこう役立つ。地味だけど。
TIPS
- 最初のメンバーはゴッドマザー、ターミナル、チェラブ、ヴァージの固定だが、ゲームをやり直してチュートリアルをスキップすると好きなキャラを選べる。
- 最初の敵組織はプロジェニーかグレイフェニックスがオススメ。セイクリッド・コイルは難易度が高め。
- 資源は「情報」が重要。迷ったら情報を選択すると良い。敵も出来るだけ鎮圧で倒す。お金もエレリウムも後半は余る。
- 増援は出来る限り倒した方が良い。経験値が多めに貰える。順調に行けば2番目の敵組織クリアまでには最終レベルまで育成できる。
- 状態異常のスタンはAPを1~2減らす。つまり、1減らしただけだと敵は普通に攻撃してくる。混乱は特殊スキルが使えなくなるだけで普通に射撃はしてくる。エスパー相手には有効。
- 突入アイテムは突入時のメンバー配置画面で侵入口の二人目のキャラが使用出来る。キャラアイコンの左下のマークをクリックすれば選択可能。
- 突入時は攻勢キャラの殲滅を優先だが、それ以外は厄介な敵に適度にダメージを与える程度で良い。その後に行動順が早い敵から順番に倒していく。
- アーマーMODは「マッハ・ウィーヴ」一択。かなり敵の攻撃を回避できるようになる。
- 突入アイテムは「ホロ・スキャナー」一択。命中率上昇は非常に優秀。
- ロボの研究は一切やる必要は無い。
おわりに
久々にゲーム紹介記事を書きました。
FF7 REMAKE等の有名どころも遊んでいるのですが、それらの紹介記事ならいくらでもありそうなので、本ブログではマイナーどころをたまに紹介していくつもりです。