まさか、バフェットさんと相まみえる日が来ようとは・・・
はじめに
本日、2つ目の記事です。というか色々イベントが起こりすぎですね。他にも色々書きたい事があるのですが、やはりバフェットさんネタは外せません。
バフェットさん 地銀株を売る
先日、航空株を売却したバフェットさんですが、5月13日に今度は銀行株 (大手地銀USバンコープ) を一部売却していた事が解りました。売却したのは5月11~12日だったとの事。
USバンコープは正直私はよく知らなかったのですが、米国5位の地銀だそうです。バークシャー・ハサウェイの保有銘柄では約3%を占めており、第9位に位置します。
とはいえ、よくよく調べるとそれほど大した話では無いようです。売却した理由は現段階では公開されていないようですが、実際に売却したのは保有額の極僅かな割合との事。つまり、これは今までもあった発行済株式数の10%以上は保有しないルールを守る為の調整と思われます。(まあデルタ航空はその調整の後に全売却されたのですけどね・・・)
というわけで、私もこの件については記事にするつもりはありませんでした。しかし、問題は次の件です。
バフェットさん 実はゴールドマン・サックスを8割売っていた
なんとバークシャー・ハサウェイが3月末までに保有するゴールドマン・サックス株(GS)の8割を売却していた事が5月15日に明らかになりました。四半期ごとにSEC(米証券取引委員会)に提出する報告書で判明したとの事。
GSだけでなくJPモルガン(JPM)も3%売却、Phillips 66(PSX 石油会社)とTravelers(TRV 保険会社)は全売却しています。
金融はバフェットさんにとってはお気に入りのセクタのはずでしたが、航空株と同様に将来性が無い、少なくとも当面は上がる見込みが無いと見なされたという事でしょうか?
GSのコロナショックの動きを見ると現時点でも30%以上は下がっている状態ですね。とはいえ4月からは一応回復傾向にあるので、1~3月のどのタイミングで売却したのかは解りませんが下手したら底値で売却した可能性もあります。
神様はまだ二番底があると思っている?
まあ、衝撃でしたが売却するのはいいんです。確かに金融セクタは私も厳しいと思っていますから。
私にとって重要な事は、バフェットさんがこれだけキャッシュポジションを増やしているのにも関わらずあまり買いを入れていない事です。
一応、バフェットさんは先日の株主総会では「例えコロナショックでも長期では米国の成長を止める事は出来ない」と言っていますが、そのキャッシュポジションの高さから、まだ「アフターコロナでどの銘柄が伸びるのか決めあぐねている」のか、それとも「まだ二番底があると思っている」のか、どちらかなのではないか? と思われます。
もし、後者であるならば大変です。バフェットさんのところには私のような素人投資家には及びもつかないほどの情報が集まっているはずです。アナリストの意見なんてガン無視の私でもバフェットさんがそう考えているのなら見過ごすことは出来ません。
神様と勝負!
と、まあそれが事実かは解りませんが、結局のところ私としてはやっぱりVGT(ハイテク株)を買い続ける方針に変わりはありません。私は二番底は無く、ハイテク株は上がり続けると思っています。
つまり、これは未だに高いキャッシュポジションを持ち続ける投資の神様と、ひたすらハイテク株を買い続ける私との勝負だという事です。はたして勝つのはどちらなのか? 乞うご期待です!
・・・いや、すいません。調子に乗りました。でも仮にバフェットさんが何と言おうが自分の方針を変えるつもりは無い、というのは確かですよ。
おわりに
よく言われることですが、投資は自己責任です。
バフェットさんを尊敬している事に変わりはありませんがバフェットさんはバフェットさん、自分は自分、と投資とは己の信じた道を突き進むものだと思っています。
銀行株を持っている人もバフェットさんが売却したからではなく、しっかりと自分で考えて自分の判断で行動するようにすべきでしょう。
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