パワハラの思い出話です。
はじめに
昨日のダウは+0.36%、我がVGTは+0.32%でした。
上がった理由は経済再開を期待してとの事。黒人デモ(というよりもはや暴動)も株価を下げるまでは至っていないようです。少なくとも今はまだ、ですが。
私が興味があったのはスペースXの宇宙船打ち上げ成功による影響。ヴァージン・ギャラクティック(SPCE)は一時は+7%以上まで行きましたが、結果的には+2.82%、テスラ(TSLA)は+7.56%でした・・・・うーん、元々値動きが激しい銘柄なんで宇宙船の影響かイマイチわかりません。
さて、日本では6月からパワハラ防止法が施行されました。今日はそれに関連してパワハラに関する思い出話をしたいと思います。
6月1日からパワハラ防止法施行
6月1日からパワハラ防止法が施行されました。私の会社にも案内が出ていましたよ。これでパワハラが完全に無くなるって事は無いでしょうけど素直に良いことだと思います。
ただ別にパワハラ防止法そのものについて、このブログで何か言いたい事があるわけじゃありません。かつてのパワハラ経験が今の私を形作っている、というお話です。
パワハラ上司の思い出
実は私が投資を始めるきっかけとなったのは、私の最初に就職した会社の最初の上司のパワハラでした。
この上司は非常に気性が荒い人で大勢の前で罵声を浴びせたり、「親の顔が見てみたい」、「(他の社員に向かって)こいつの言うことは聞くな」、「(何も指示を与えず放置して)お前がどう動くのか試してみた」といったような事を言う人だったのですよ。
多分これって今だとパワハラにあたりますよね。ただ、一応この人をフォローすると私が上手く会社に馴染めなかったのが原因として大きかったのは確かです。
この上司から受けたパワハラの中では特に「お前なんか辞めちまえ」と言われ、ただ謝罪する事しか出来ず、非常に悔しかった事が印象に残っています。本気で会社を辞めようとも思った事もありましたが、転職する勇気も無く、生きていくにはお金が必要で、当時はなんとか会社に寄生する選択肢しか取ることが出来ませんでした。
絶望の結果、投資に目覚める
ひどい思い出ですが、結果的にこの経験が私を投資を目覚めさせたと言えます。
このような状況が定年まで、下手したら60歳以上も続く事を考えたら絶望しかなく、ストレスでどうにかなってしまいそうでした。面倒くさがりな凡人である私でもさすがに「こりゃ、なんとかしなけりゃならない」と決意しましたよ。
かといって、私には当時より良い条件の会社に転職できる自信も無かったですし、自分自身を変えて会社で出世していく事や、独立して起業するなんて事も出来そうもありませんでした。
こうして私は自分みたいな凡人でもなんとか会社に依存せずに生きていく方法を模索するようになります。
凡人が資産を増やす為の手段は投機(ギャンブル)か、投資(誰か有能な人にお金を渡して稼いでもらう) のどちらかです。投機は無理だと早々に悟った私は、ひたすら倹約でお金を貯めて(20代のうちに1000万円以上)、投資先を探し始めました。
そして、ついにインデックス投資の長期運用にたどり着いたわけです。
投資で会社に依存しない生き方を実現する
不思議なものである程度お金に余裕が出てくると仕事も割と上手くいくようになり、転職も無事に成功する事が出来ました。
とにかく余剰金をひたすら投資に回した結果、2019年では年収の2倍以上の金額を投資で増やす事に成功し、目標1億円のうち6000万円まで到達しています。道半ばではありますが、その気になれば今すぐリタイアしてもなんとかなるくらいの資産を貯めることが出来ました。
幸い、今の会社はかなりホワイトで「お前なんか辞めちまえ」なんて言わないような人が上司ですが、それでも、もしまたこんな事を言われたら、その場で「はい、辞めます」と言ってみるつもりです。
投資を始めるには「きっかけ」が必要なのかも
別にパワハラを経験をしろと言いたい訳では全くありませんが、投資なんて考えた事が無い私みたいな人間が投資に目覚める為には、これだけショックな出来事が必要だったという事です。
今はiDeCoやNISAをはじめ、投資も大分一般的になってきたと思います。それでも投資、特に米国株でインデックス投資を本格的にやっている人は少数派でしょう。未だ投資に偏見を持っている人も多いです。
何か投資でもやらないと老後の生活が厳しいと頭では解っていても、多くの人がやっていない事を始めるには、その意識を変えるような「きっかけ」が必要なのだと思います。
おわりに
何にせよ、投資を本格的に始めるには「自分の将来の資産状況を直視」して「いざとなれば国や会社が助けてくれる」なんて甘い考えは捨てて「リスクを取って」「自分の頭で考えて行動する」という意識の改革が必要なんだと思います。
もし、まだ投資を始めていない方がこのブログでその「きっかけ」を持って頂けたら幸いです。