架空の猫の雑記帳

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私はインデックス投資で億り人になりました

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インデックス投資でもやり方次第で億り人になれます。

はじめに

「億り人」とは株式投資などで1億以上の資産を築いた人の事です。

私も今年になってようやく億り人になる事が出来ました。(現在の資産は約1.14億円)

わざわざ渾名が付くくらい資産1億円というのはかなり特別な事だと思います。サラリーマンの給料だけではなかなか難しいでしょうからね。

野村総合研究所によれば資産1億円から「富裕層」に分類されます。

www.itmedia.co.jp

Amazonで「1億円」と検索をかけるとたくさんの書籍が出てきます。それだけキャッチーなのでしょう。

さて、そのような書籍を全て読んだ訳では無いのですが、「普通のサラリーマンがインデックス投資で1億円を得るのは現実的では無い」というのを見かける事があります。

私はこの考えに否定的です。

なぜなら私はインデックス投資で1億円を築いたから。今回はそんな話です。

インデックス投資について

指数(S&P500等)に連動する投資信託やETFを買い続ける投資手法です。

指数は米国株だとS&P500が有名ですが、マイナーなものもあります。例えば私がメインにしているVGTは「MSCI US Investable Market Information Technology」(米国情報技術セクタ)という指数に連動しています。

インデックス投資のメリットは以下。

  • 個別株よりも分散が効いておりリスクが低い
  • 資本主義が続く限り市場は拡大し右肩上がりに成長しやすい
  • 個々の企業情報を調べる必要が無いので手間がかからない

デメリットとしては以下。

  • 個別株よりもリスクが低い分、リターンも低くなる事がある
  • 運用コストがかかる

運用コストは現在は非常に安く、VOOだと0.03%、VGTでも0.10%なので、ほとんど気にする必要は無いでしょう。

問題は個別株よりもリターンが低くなる場合がある事。インデックス投資は「平均点」狙いなので「最高点」を狙う事は出来ない。つまり、短期間でお金を増やすのには向いていません。

とはいえ、その平均点を超えるのはプロのファンドマネージャーでも難しいと言われています。

プロでも難しいのだから素人がインデックス投資の成績を超えるのはほぼ不可能だと私は思っています。

仮に運良くインデックス投資の成績を1回超えたとして「継続して」超え続ける事は困難なはずです。

普通のサラリーマンがインデックス投資で1億円を得るのは現実的では無い?

資産1億円以上を築いた人の特徴や手法を見ると、よく見るのは以下のパターンです。

  • もともと高収入(年収1000万円以上)
  • 個別株や不動産投資で資産を増やす

もともと高収入なのは例えばFIRE(経済的自立と早期リタイア)という言葉の火付け役となったクリスティー・シェンさん等。

彼女もS&P500へのインデックス投資を行っていますが、1000万円以上の高収入なので「普通のサラリーマン」とは言えませんね。

「普通のサラリーマン」が投資に回せるお金は限られています。

仮にS&P500を年間リターン7%と仮定して、毎月5万円(毎年60万円)を積み立てた場合、資産1億円になるのは37年後です。

23歳から投資を始めたら60歳で到達。これでは時間がかかりすぎです。

これが普通のサラリーマンがインデックス投資で1億円を得るのが現実的では無いと言われる主な理由です。

なので、インデックス投資はあくまで入門用で、その後は短期間でのリターンが期待できそうな個別株や、レバレッジをきかせる事が出来る不動産投資に切り替えるべし、という方向の趣旨になりやすい。

ただし、先述の通り個別株でインデックス投資に勝つのは素人では難しいですし、不動産投資は覚えるべき事が多かったり、ライバルや悪質な業者も居たりして、こちらもそう簡単には行きません。

結局は茨の道になる訳です。まあ、楽してお金を増やす方法なんてありませんよね。

私のインデックス投資で1億円にする為の考え

私も投資を始めた頃、インデックス投資を続けるか、それとも個別株に移行するか悩みました。

結論から言えば私はインデックス投資を継続し、そして資産1億円以上を築いています。(一応断っておくと親の遺産等は無く、ほぼ投資だけで達成しています)

ポイントは以下の2点です。

  • とくかく倹約し、手持ちのお金はほぼ全て投資に回す!
  • インデックス投資でも情報技術セクタに絞り込む!

とくかく倹約し、手持ちのお金はほぼ全て投資に回す!

個別株よりもインデックス投資の方が成功率が高い。

しかし、月数万の積立では1億円を築くのには時間がかかる。

でも、給料はなかなか増えないので積立額を増やすのは困難。

・・・だったら倹約しまくって余剰資金のほぼ全て投資に回せば良いじゃない!

私の場合は約二ヶ月分の生活費を生活防衛資金として残し、それ以外のお金は全て投資に回すようにしました。

最終的には総資産のうち株式が99%以上に。普通はフルインベストメントなんて推奨されませんよね。

もちろん倹約にも務めました。車も買わず、保険にも入らず。狙ったわけじゃありませんが、結婚もしなかったので、好きなようにお金を配分出来ました。

(結婚するなと言っている訳じゃありませんよ、夫婦二馬力ならメリットも多いでしょう)

投資を始めた頃の私の年収は500万円~600万円でしたが、手取りの半分以上は投資に回していましたね。

ちなみに今年からは早期リタイア前の出口戦略として一定割合の現金を持つよう方針を改めています。ただ、もし私がまだ資産を大きく増やすフェーズだとしたらフルインベストメントを選択したでしょう。

個別株に賭けるか?、倹約して全資産をインデックス投資につっこむか?、私にとっては後者の方がリスクが低いし、なにより継続しやすいと判断しました。

インデックス投資でも情報技術セクタに絞り込む!

投資では基本的に範囲を絞れば絞るほど、リスクとリターンが高くなります。

全世界よりも米国S&P500、米国S&P500よりもセクタ型、セクタ型よりもテーマ型、テーマ型より個別株といったように。

S&P500では満足できないが、個別株は成功率が低そうだ、と考えた私にちょうど良かったのが米国情報技術セクタ指数に連動するVGTです。

VGTについては以下を参照してください。

www.kakuneko.com

直近10年の年間リターンで見ると、VOO(S&P500)が14.80%に対して、VGT(情報技術セクタ)は21.62%。

近年の米国経済はハイテクが牽引しており、情報技術セクタは最も成長したセクタとなりました。もちろん、今後はどうなるかは判りませんが。

「卵を一つのカゴに盛るな」は有名な格言ですが、卵1個ごとにカゴを用意するのは手間がかかって卵屋さん(?)も利益が少ないでしょう。

付け加えるのなら「適切な数の卵をカゴに盛れ」でしょうか。分散し過ぎず、集中しすぎず、が重要。

繰り返しになりますが、セクタETFは私にとってちょうどよい投資先でした。

まとめ

つまり、S&P500よりも範囲が狭いセクタETFに、フルインベストメントでひたすら集中投資した事で1億円に達する事が出来たという訳です。

「そんなの運が良かっただけだろ」とか「40代で独身なんて普通のサラリーマンじゃない」とか「年収600万円とか自分から見たら十分高収入だ」とか色々ツッコミがあるかと思います。

正直、私自身も再現性が高いとは考えていませんし、積極的にはオススメしません。

普通のサラリーマンがインデックス投資で資産1億円になる、あくまでひとつの例として捉えて頂ければと思います。

おわりに

資産1億円以上を築く為には色々な方法がありますが、能力、意志力、生まれ、人それぞれなので、誰にでも再現性がある手法なんて存在しません。

とはいえ、実際に億り人になった人たちには共通している事も有ると思っています。

それは「他人の意見に流されず、強い意思を持って自身のやり方を貫いてきた」という事。

資産1億以上の富裕層の方が少数派なのですから、他と人と同じようにやって上手くいかない事の方が多いはず。

「他人に言われた通りにやって成功しました!」って人の方が少ないんじゃないでしょうか。

私も当時は周囲の人に散々自分の投資方法を否定されましたが、それでも自分のやり方を貫き通しました。

他人の意見や手法はあくまで参考に留めて、そこから自分に合った手法を見出し、継続する。それが億り人に近づく道だと思います。

 

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