架空の猫の雑記帳

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2022年の投資方針を考える

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今年は嵐の中を進むことになりそう。

はじめに

年が明けてお年玉(株価上昇)を期待しましたが・・・・残念ながらそれどころでは無さそうです。

年初来でS&P500は-2.17%、NASDAQは-4.80%。米国株は激しく動きながら下落傾向にあり、特に私のメインとしている情報技術セクタは厳しい状況。

加えてインフレの為か円高 (116円->114円) となっており、資産が急激に減っています。やれやれ。

新年初っ端から荒れていますが、今回は私の2022年の投資方針について語らせて頂きます。

2022年米国株がどうなるかは・・・解るはずないだろ!

年始の風物詩として、アナリストやインフルエンサーが「2022年の米国株がどうなるか?」を述べていますね。

強気な意見もあれば弱気な意見も有り。色々な意見があって面白い。

ただ、ハイテク・グロース株にとって今年は特に困難な年になるだろう、という点については概ね共通しているように見えます。

私は普段強気派なのですが、さすがに今年だけは少し弱気が入っているのが正直なところです。

その思いを少しでも払拭する為に、色々と過去の利上げ時のデータを見直したりと、自分なりに調べてみたのですが・・・・すいません、やっぱりよく解りません!

プロのファンドマネージャーやアナリストでもそうそう当たらないのに、私ごときが未来を予想できるはずが無いのです・・・

長い目でみればやっぱりハイテク株!

じゃあ、どうするのよって話ですが、結局は自分の信念の元に行動するだけです。

今年は大方の予想通りハイテク・グロース株が下落し、オルエコ・バリュー株、景気循環株と呼ばれる銘柄が上がっていくのかもしれません。

しかし、5年、10年と長い目で見れば、バリュー株と比べて、イノベーションが期待できるハイテク株の方が株価が上がっていると私は「信じて」います。

「今年だけバリュー株を買って高値で売り抜ければいいじゃん」といった意見もあるかもしれませんが、私にはそんな器用な事はできません。(繰り返しになりますが、最適な売買タイミングを予想するのは困難)

とにかく、今年ハイテク株が下落するとしても、将来的に上がると考えているのなら、それはバーゲンセールと見なせます。

もし、私がまだ資産をひたすら増やすフェーズであるのならやっぱりハイテク株 (VGTやQQQ) を中心にひらすら買い続けていたでしょう。

リタイアが近い事が複雑さを生む

しかし、現在の私の資産は1億円以上となり、数年以内に早期リタイア(FIRE)を検討している状況です。

本来なら喜ぶべき事なのですが、この為に私のリスク許容度が下がっている事もまた事実。昔ほど思い切った投資ができなくなっています。

いやぁ、昔は2ヶ月分の生活費を生活防衛資金として残してあとは全額VGTに投資するという無茶が出来たんですけどね。(そのおかげで億り人になれた)

今はどうしても守りを意識してしまって、出口戦略の為にリスクが低い資産に分散させる事を考えています。

そんな訳で去年から、ハイテク重視だったポートフォリオを見直して、少しずつ現金や、S&P500に振り分け中です。

S&P500、VTI、現金の割合を増やしていく!

というわけで今年もS&P500、VTIを買い続けます。

投資方針をざっくり言いますとNISA枠120万円を使って、毎月10万円分購入。(VTI 約5万円 + eMAXIS Slim米国株式 5万円)

余ったお金は現金 (円) で保持。 

以下、詳細です。

VGT (米国情報技術セクタ)

現在、ポートフォリオの85% (これだけで1億円以上) を占めているので、もはや追加の購入はしないつもり。

売却もしません。ハイテク株が今年どうなるか不確定ですが、売却してしまうと「確実に」税金が発生するので。

他の銘柄の割合を増やしていくものの、VGTの元々の割合が大きすぎるので今後もVGTが私のメインである事は変わりません。

VTI (米国市場全体)

去年から買い始めて現在ポートフォリオの5%を占めます。

毎月約5万円分づつ追加購入していく予定。もし、株価が大幅に下落したら、少し多めに買い増す。

VTIの25%は情報技術セクタなので、VGTと連動する部分も多いのですが、残り75%で一応分散させているつもり。

前述のとおり仮に今年バリュー株が上がったとしても、それは一時的なものと見ているので、バリュー専用のETF(VTV等)は買うつもりになれません。

eMAXIS Slim 米国株式

元々、iDeCoでeMAXIS Slim 米国株式を積み立てており、現在ポートフォリオの5%を占めます。

今年からはSBI証券のクレカ積立でも毎月5万円分積み立てていくつもりです。

それに伴い、去年に積立購入していたレバナス(iFree レバレッジNASDAQ100) はやめます。

お試しでレバナスにしてみましたが、少額でも株価の変動が気になってしまい、自分には合わないという事が認識できたので。

ちなみに現在SBI証券のクレカ積立では米国株が直接買えないから投資信託のeMAXISにしているのであって、もしクレカ積立で米国株が直接買えるようになったら普通にVTIにします。

私は投資信託ではなくETF派ですし、購入銘柄数も少なくなってよりシンプルになりますから。(楽天証券では米国株でもクレカ投資できるらしいです、羨ましい・・・)

現金

現在ポートフォリオの5%を占めます。

VTIとeMAXIS Slim 米国株式の購入は毎月約10万円までとして、余ったお金はそのまま日本円で現金で保持するつもり。

債券は今の利上げ確実な状況で持ちたくありませんし、ゴールドは資産を産まないのでどうしても好きになれない。仮想通貨は今のところ株との相関関係が強い。

結局、私にとっての株のリスクヘッジは現金です。

購入タイミング

購入タイミングは毎月15日前後固定とします。安値を狙ってタイミング投資はしません。

方針をなるべくシンプルにして荒波を乗り越える

「長期ではハイテクが勝つ!」 と信じているのですが、やっぱり下落していく様子を見るのは辛い。実際に下落しなくても「いつ下落するのか」と思いながら日々過ごすも辛い。

そういう時には「シンプルな投資方針」が最適です。

購入銘柄、購入金額、購入日を決めて積立する事で判断回数をなるべく少なくする。判断回数が多いとそれだけ余計な不安を感じてしまいますから。

また、今年はよほど調子が良くない限りは株価や経済ニュースをなるべく見ないようにするつもりです。

投資がメインのブログでそれはどうなのよって自分でもつっこみを入れたくなりますが、これから来るかもしれない荒波を乗り越える為にも重要な事です。

株価が好調で楽しいときは適度にお祭りに参加して、株価が低調なときは適度に距離を置くようにと、適切な距離を取っていく事が投資を長続きするコツだと思っています。

おわりに

結局、投資方針をまとめると「定番のS&P500やVTIを買う」ただそれだけです。

なんの面白みもありませんが、これがこの状況における最適解だと考えました。

「良い投資は退屈なもの」。ジョージ・ソロスさんの言葉ですね。

さて、長々と述べてきましたが、これはあくまで私の方針です。私自身をとりまく状況や私見を織り込みまくっています。

バリュー株を買ってみる、ハイテク株に賭ける、気に入った個別株を買ってみる、新興国などの米国以外の国の銘柄を買ってみる、それともいっそノーポジで乗り切るか。

方針は人それぞれです。重要なのはそれが正しいかというより、自分に適切かどうか、だと思います。

せっかくの年明けという良いタイミングなので、予想屋の意見を聞くのはほどほどにして、自分にとって最適な投資方針はなんなのか少し考えてみても良いでしょう。

そして、今年一年が終わったときに「今年も良い投資が出来た」と言えるようになりたいものですね。

 

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