ダウが1167ドル上昇しました。このような状況で凡人投資家(主に私)のとるべき道を考えます。
はじめに
昨日はダウは4.89%のプラスでダウ1167ドル上昇。VGTは6.32%のプラスでした。ドル円は現時点で前日の102円台から105円台と1日で3円も円安方向に進んでいます。
相変わらず頭が痛くなってくる相場です。
昨日はトランプ大統領が減税(給与税の免除)の方針を打ち出し、ダウ先物は一時1000ドル以上上昇しました。しかし、米国市場が始まると減税について米国民主党が反対していると報じられ一気に下げ方向に進みます。もはや本日もマイナスかと皆が諦めかけたその時・・・・
トランプさんが「給与税を大統領選挙まで免除が望ましい!」と共和党議員らに打診。そして一気に株価は上昇、冒頭の結果となりました。
もちろんウイルスそのものについては具体的な対策が無い為、今回が底だとは思っていませんが・・・まあ、未来の事はやっぱり解りません。
絶! 対! 無! 理!
皆さん、こんな相場についていけると思いますか? 私には絶対無理です。
私は未来の事は誰にも解らないというスタンスですが、人間ですから当然今日の株価はどうなるのだろうと一応考えます。しかし、2月の時点では多少下げても暴落は起きないと考え、先週始めの時点では具体的なウイルス対策が成されない限り当面は徐々に下がり大きな動きは無いだろうと考えていました。つまり私の「予想」は結果的にことごとく外れまくっている事になります。
世の中にはこの動きを予想して短期的な売買をしかけたりして儲かっている人も居るのでしょう。しかし私には絶対無理です。(2回目)
今回の件で再認識しましたが、私が約10年投資を続けて身を持って体験し確信した事はやっぱり「株価の予想は出来ない」という事です。
ではどうするべきなのか?
では投資なんてやらない方が良いのでしょうか。いえ、今の時代では何もしなければ何も変わらないという未来(70歳以上でも働き続ける未来)が確定するだけです。
予想が当たらないなら予想するだけ無駄です。上がっても下がってもどちらに進んでも良い(やる事が変わらない)ような方法を考えるべきです。
それが世界経済の発展を信じてインデックスファンドを定期的に購入し長期保有するという方針ですね。なお当然ですがリスク許容度の範囲内で、ですよ。
言うほど楽ではないですし、向き不向きもあるので誰にでもオススメとは言いませんが、自分が凡人だと思っている方なら有力候補としてまず最初に検討しても良いかと思います。
この方針ならどんな時でもやる事は変わりません。暴騰時なら資産が増えて嬉しいですし、暴落時なら安く買えて嬉しいという考えを持つ事が出来ます。本当に苦しいならしばらく株価を忘れて放置する戦略も取れます。もし、この方針すら失敗するようなら世界経済が崩壊し個人ではどうすることも出来ない状況だと思って諦めもつきます・・・
特に今のような世界が大変な時でも「いつも通りの生活」が出来る事が私にとって救いです。ちょっと大げさかもしれませんが、パニックにならずになるべく「いつも通りの生活」を続ける事こそが凡人である私が世界経済に貢献できる事かとも思っています。
おわりに
最近、投資を始めたばかりの人には試練の時ですね。むしろ色々経験を積んで投資方針を確認できる良い機会だと思った方が良いでしょう。
何故なら暴落はこれが最後じゃないからです。仮に今回の暴落が終わったとしても、何十年も投資を続けるのなら、これから何度も暴落を経験する事になるでしょうから。
早いうちに自分に合った投資方針を見つける事が出来るのなら幸運という考え方も出来ます。
