架空の猫の雑記帳

だらだらと趣味を楽しみつつ米国株で早期リタイアを目指すブログ

【Apple】【Amazon】増収だけど減益・・・微妙!

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Appleやっぱり駄目か・・・

はじめに

昨日のダウは-1.17%、我がVGTは-0.62%でした。

下がった理由は一週間の新規失業保険申請件数が383万件と悪かったから・・・となっていますが、個人的には水曜日に上げすぎた事への調整だと思っています。失業者増加なんて今更ですからね。

むしろ、ロイヤルダッチシェルの74年振りの66%減配の方が衝撃度が遥かに高いです。

ちなみにMAGAはどれも上げています。つまり大型ハイテク株以外が駄目だったという事です。(VGTなんてMicrosoftとApple合わせて40%近いのにマイナス・・・)

  • MSFT : +1.00%
  • GOOG : +0.54%
  • AAPL : +2.11%
  • AMZN : +4.27% (最高値更新!) 

さて、そんな中で今朝方にAppleとAmazonの決算報告が為されました。

Apple 1%増収と微妙 しかも業績予想をパス

さて、Appleは売上高が+1%と微増、純利益は-3%と減益でした。しかも業績予想を約10年ぶりに行わなかった為、かなり不安視されています。現時点でも時間外取引で-2%超えです。

www.itmedia.co.jp

各売上高のうちわけとしては、サービス収入は+17%、付属品事業収入は+23%と割と好調だったのですが、iPhoneは-7%、iPadは-10%、Macは-3%と足を引っ張っています。

やはり予想していた通り、コロナショックで中国の製造業が停止となった事で出荷の遅れや供給不足が発生。さらに主な収益源である中国の小売店が休業した事で大打撃を負っているようです。

はっきり言ってAppleは中国への依存度が非常に高いです。今月初頭には中国に大金を寄付しています。中国への風当たりが強くなるであろう今後を考えると厳しい状況ですね。

jp.reuters.com

Amazonは大幅増収だけど大幅減益

一方でAmazonは+26%の増収となりましたが、同時に純利益は-29%と減益と相変わらず極端です。Appleと違う意味で微妙な結果です。

www.bloomberg.co.jp

Amazonの言い分によれば従業員の安全を守るため等、コロナウイルス関連の経費がかさんだ為にこの結果となったそうです。

4~6月期の業績予想も営業損益は15億ドルの赤字から15億ドルの黒字の範囲になるとの見通し・・・どっちなんだよ!

この不安定さを不安視されてAmazonも現時点の時間外取引は-4.7%超えとなっています。まあ。Amazonは最近調子が良すぎた為の調査の意味合いが大きいと思っています。さすがにこの状況で最高値更新は異常でしたからね。

Apple、Amazonのコロナショックでの値動き

以下、2月19日からの値動きです。

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やはりAmazon凄すぎです。他が軒並み下がる中で株価は元に戻っただけではなく最高値となっています。Amazonは2019年はかなり微妙だったのですがコロナショックが追い風となり、ここに来て大健闘していますね。

一方でAppleはS&P500より上ですが、Microsoftには劣るぐらいですね。ここ数年はかなり調子が良かったですがコロナショックでは上手く立ち回る事が出来なかったようです。(あくまでMAGAの中で、ですが)

思えば2月17日にAppleが「売上高予想が未達となる」と発表したところから米国経済のコロナショックが始まったんですよね。なんだか遠い昔のように感じます。

結局、Appleはブランド力で持っているようなものなので景気に大きく影響されやすいのでしょう。

個人的な感想

Appleは一応は増収ですがかなり先行きが暗い結果です。中国依存度が高い事が大きなマイナスになっています。

Appleは正直、思い入れ度は低いです。今持っているのはiPadくらいですかね。私はずっとPCはWindows、スマホはAndroid派でしたし。

しかし、VGTの保有銘柄では18.50%とかなり高い割合であり、総資産の95%がVGTな私にとっては影響度が非常に高いです。ブランド力は非常に評価しているので、なんとかこの難局を乗り切って欲しいと願っています。

Amazonはまあ、こんなものかと。

私は年間で100万円以上をAmazonで使うほどのヘビーユーザーです。一時的はAmazonの個別株を持っていた事もあり、大分儲けさせてもらいました。それだけに思い入れも強いです。(今はVGT極振りなので一株も持っていませんが)

ただAmazon、最近色々やらかしています。海賊版を販売している等の理由でAmazonの国外サイトを「悪質市場」に指定されたとの事。実際、日本でも詐欺商品や不正レビューの問題が多いです。この辺は襟を正して欲しいところですね

gigazine.net

減益だったりトラブルを抱えてはいるものの、やはりコロナショック下においてはネット通販や配送の需要が非常に高い事は間違いないので、Amazon株はまだまだ上がると思っています。

おわりに

これでだいたい大型ハイテク株の決算は終わりです。私としてはMicrosoft:◎、Google:○、Amazon:△、Apple:×って感じですね。何にせよ思ったより悪くなかったというか、むしろこの状況下ではかなり良かった印象でした。

さて、いよいよ5月です。5月といえばセルインメイ(Sell in May 株は5月に売れ)という格言がありますが、私としては全く気にしなくて良いと思っています。あまりに異常事態すぎて平常時の格言なんて全く意味を為さないと思っているからです。

ただ、じゃあ5月に下がる事はないかと言われればノーです。それは誰にも解りません。ウイルスはピークを迎えつつあるものの実態経済は悲惨な状況です。大幅な下落が起きてもおかしくはありません。

ただ一方で、多くの人がこの短期間で株価をここまで戻すとは予想していなかった事も事実です。過度に悲観する必要は無いと思っています。

お金に余力のある人は定期的に買い続ける事をオススメしますよ。