何言ってるんだ、この人達・・・
はじめに
昨日のダウは+0.56%、我がVGTは+1.55%でした。
理由はカリフォルニア州やニューヨーク州など経済活動再開の指針が立てられた為とか。米国は着々と経済再開に向けて動いています。
VGTは一時3%弱まで上昇していましたが、ラスト1時間で一気に売りに入り最終的には+1.55%まで下落しました。ニュースサイトを見るとFRB副議長のクラリダさんが「財政支援がもっと必要」(そのぐらい実体経済が悪い)と述べたからとありますが、個人的にはあまり関係無いと思います。ラスト1時間で大きく値動きがあるのはもはや様式美と言ってもよいくらいですから。
とはいえ、2日連続上昇とは調子が良いです。月曜の記事では今週は下がりそうと書きましたが、相変わらず私の予想は当たりません。
素人の意見だからしょうがないかとも思いますが、正直なところプロと言われる人の意見もけっこう適当です。今回はそんな記事です。
ゴールドマン & モルガンS が揃って底打ちの予兆有りと宣言
ちょくちょくアナリストが景気予想を打ち出していますが、今回はゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーのアナリストが揃って「米国経済は底打ち」つまり、最悪期は終わり二番底はもう無いよ、と発表しました。
はっきり言って、アナリストがこんな事を言い出すと嫌な予感しかしません。とりあえず皆に注目されたいから適当に何か言っているのか、それとも「自分達はもう買い終わったから、もうみんな株を買っていいよ」と言っているのか。
それにS&P500は既に半値以上に戻しており「今更それ言うの?」感が強いです。今や二番底は信じているのは3月に買う勇気が無かった「二番底おじさん」くらいでしょう。
ちなみに今から約一ヶ月前に彼らは「リセッションに入るのは基本シナリオ」と全く逆の事を言っています。当然これも3月のサーキットブレーカーの後に発言しており今更感で強い情報でした。しかも実際はこの発言のすぐ後が底値だったわけです。(そういえば2019年は嫌になるくらい「今年にリセッションが起きる!」という記事を目にしましたね・・・)
アナリストの言葉なんて信じてはいけない
今まで何度か本ブログも述べていますが、重要な事なので繰り返し書かせてもらいます。
投資、特に長期投資をやる上でアナリストの言葉なんて信じてはいけません。彼らの発言は頻繁に変わりますし、ハメ込みとしか思えない発言もあります。
別に彼らの予測が常に外れるとは思いません。当たる事もあるし、外れる事もあるでしょう。ひょっとしたら、これから本当に二番底が来る可能性だってあります。
ようは全く当てにならないんです。結局、その道のプロであろうと、どんなに権威があっても株価の予測なんて誰にも出来ません。元々そういった事はよく言われていましたが、今回のコロナショックで改めて実感しています。
当てにならない予測なら聞くだけ時間の無駄です。その時間を投資方針の組み立てに使った方がずっと有意義だと思います。
全然関係ないけどゴールドジムが破産
全然話は変わりますけど、ゴールドマンの記事を書いていたらゴールド繋がりでゴールドジムが破産した事を知りました。やっぱりこのご時世ジム運営は厳しいのでしょうね。
元プロレスラーでタレントの高田延彦さんがツイッターで「ジムの休業が続けば確実に街からマッチョが激減するぜ!」と発言していて少し笑ってしまいました。
おわりに
長期投資を続ける上では「いかに余計なことをしないか」という事が大切であり、その障害となるのがアナリストによる雑音(ノイズ)です。つまり長期投資とは「いかにアナリストの言葉に耳を傾けないか」という事が重要になってきます。
私みたいに最初から当たるはずないと考えるのも良いですし、心配ならその手を記事を最初から見ないようにするのも手です。自分なりの情報のシャットダウン方法を考えた方が良いでしょう。
偏屈な考え方だと自分でも思っていますが、それなりに私が投資で成功出来ているのこの性格あってこそだと思っています。
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