自分の意思で行動しましょう。
はじめに
昨日のダウは+2.05%、我がVGTは+0.93%でした。
再びのダウ爆上げ祭り開催でダウは2万6千ドルを突破しました。NASDAQやハイテクは昨日のダウに見劣りするものの、今までの上昇スピードから見れば十分な結果です。
上がった理由は色々。経済再開の期待はもちろんですが、ADP雇用統計やISM非製造業指数が予想を上回った、トランプさんが第4弾の経済支援策を検討中との報道有り、暴動が沈静化してきたとの報道も有り。
特にすごかったのは航空、ボーイング(BA)の+12.95%。ただ、これは欧州の旅行会社との航空機に関する補償の合意が取れた為との事で、特別に経営状態が良くなったわけでは無いようなので注意。
米中対立は暴動のニュースに隠れがちですが着実に進んでいるようです。しかし、これも株価への影響はほとんど無い模様。
メディアがあれだけ不安を煽ったにも関わらず、株価が上昇している事に色々当惑しているように見えます。ゴールドマン・サックスのアナリストもまたコロコロと意見を変えました。
ゴールドマン、米国株の下落見通し弱める
今までの何度も意見を変えてきたゴールドマン・サックスのアナリストがまた、今までの悲観的な予想を撤回してS&P500が今後は3200ドルにも達すると予想。(今は約3100ドル)
ちなみに5月12日の予想。「下がるよ」
その前の5月5日の予想。「底値になったかも」(実際の底値は3月中旬だった)
さらに遡って、3月17日の予想。「世界はリセッションする!」(その一週間後の3月23日が底値だった)
私はブログで何度か繰り返してきましたが、改めて言わせてください。「アナリストの言うことは信じるな」です。彼らが正しければとっくに皆大金持ちです。まあ、せいぜい「そもそも何故、彼らがこんな事を言うのか」という事をセットにして参考にする程度で良いと思います。
本当に株価は実態と剥離しているのか?
これは、大手メディアも同様です。最近の暴動や米中対立激化について彼らの主張を鵜呑みにするのは非常に危険でしょう。投資家にとって政治や経済に関するニュースはそのまま損得に直結するので、自然と注意深くなります。そうなると彼らがいかに適当な事を言って事態を煽っているのかよく解るようになるかと思いますよ。
メディアについても「彼ら(もしくはスポンサー)はなんらかの理由により、皆にそう思わせたい」という事をセットでニュースをチェックすべきです。
ウイルスによる経済悪化や米中対立激化、暴動と悪材料が揃っているのに何故、株価が上昇しているのか不思議に感じている人が多いかと思います。株価は実態経済と剥離している、インチキだと言う人もいますね。
私にも解らない事は多いです。しかし、私は時々こう思う事があります。実はむしろ株価の方が正しくて、情報(ニュース)の方が間違っているのかもしれない。失業率等の指数の悪化についても、数値は正しいがその受け取り方が間違っているだけなのかもしれない。
楽観的すぎますかね。
まあ、この株価上昇もいつかは終わり、大きく下落する日も来るでしょう。でもそれはメディアやアナリストがそう仕組んだからでは無く、投資家が自分の意思で利益確定したいから、と考えた結果なんだと思います。
おわりに
私はアナリストやメディア(特に一部の大手メディア)がどうも好きになれません。気分を害した方は申し訳ないです。でも正直、彼らの言うことを常に疑ってかかるように皆が行動すれば世の中はもう少しマシになるんじゃないかって思っています。
とにかく「自分で頭で考えて決める」というのが投資を続ける上で重要である事を忘れないで下さい。
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