架空の猫の雑記帳

だらだらと趣味を楽しみつつ米国株で早期リタイアを目指すブログ

【お疲れさまでした】安倍総理とトランプ大統領と私

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今までありがとう。本当にお疲れさまでした。

はじめに

昨日のダウは+0.57%、我がVGTは+0.97%。

ハイテクの調整がもう少し続くかと思いましたがトランプ大統領の演説の効果か相変わらず好調。

www.nikkei.com

ただし、ドル円は現時点で105.3円と前日から1円以上下落で、円建てでの利益は相殺されています。

円高の理由はもちろん御存知ですよね。そう、安倍さんの辞任の件です。日本の先行きが不安視されて円が買われるのは相変わらず納得出来ませんが、確かに日本は今、大きな岐路に立っていると言えます。

今回は投資において国のトップ交代は大きな意味を持つこと、そして実際に私の投資遍歴において安倍総理、そしてトランプ大統領が大きく関わってきた事について話をしたいと思います。

投資方針の転換期には安倍総理とトランプ大統領が関わっていた

私は長期投資を是としていますし、実際に株を購入する時は10年以上持つつもりで買っています。

しかし、実のところ投資歴10年において、私の保有期間の最長は4~5年。つまり、今まで何度か投資方針、ポートフォリオを見直しを図ってきました。

投資方針の見直すタイミングとしては、自身の生活環境が大きく変わった時のような内的要因、もしくは投資対象やそれを取り巻く環境に大きな変化があった時のような外的要因があります。

私が投資方針を変えてきたのは外的要因の為です。その事について2人の人間が関わっており、その2人こそ「安倍総理」と「トランプ大統領」なのです。

私の投資遍歴について

順を追ってお話します。

2010年 投資信託お試し時代

私が投資を始めたのは今から約10年前の2010年。私が30歳の時です。

インデックスファンドへの長期投資が資産を増やせる可能性が最も高いと考え、日本株、先進国株、債券等の投資信託を始めます。

しかし、まだ最初はあくまで資産のごく一部による運用でした。当時、世界はリーマンショックから脱しつつあったものの、日本は悪夢の民主党時代であり、先行きが大きく不安であった為です。

2012年 安倍内閣誕生 日本株への集中投資時代

しかし、そこにアベノミクスを掲げた安倍内閣が発足します。ようやく経済を重視する政権が現れた事に私は歓喜しました。

アベノミクスの事を調べると、多くの記事で失敗という事になっています。当時もマスコミからも大きく叩かれていました。一部の人間だけで、国民の多くには恩恵が無い等とも。

しかし、このアベノミクスの恩恵を受け、大きく資産を増やした一介のサラリーマンを私は知っています。それは当然、この「私」の事です。

私はアベノミクスを信じ、日本株の割合を大きく増やしました。そしてこの時からほぼ全資産を投資に突っ込むようになります。

その選択は正解でした。日経平均は安倍内閣発足後から約1年で60%以上も上昇し、私は資産も大きく増加。つまり、私が今ある程度資産を築けているのは安倍総理のおかげと言えます。それだけでなく「投資の力」を信じる事が出来るようになったというのも大きいです。

アベノミクスには確かに問題もあるでしょう。しかし、実際のところアベノミクスが上手く行かなかった部分の要因として「国民がアベノミクスを信じていなかった」という点もあると思っています。

もし、多くの国民がアベノミクスで日本の成長を信じて日本株に投資して資産を増やしていたら、今とは大きく違う結果になっていたかもしれません。

ただ政治家におんぶに抱っこではなく自分達も協力する、というか政治はあくまでサポートで自分達自身がなんとかする、という意識が必要なんだと思います。

ちなみに私は前の会社の事業縮小でリストラされたのですが、民主党政権が円高を放置していた事がその遠因です。そして、上手く再就職できたのは自民党政権で経済が復活して求人が多くなったからというのが理由の一つです。こういった点に関しても安倍総理の誕生は私の運命に大きく関わっていたと言えます。

2015年 迷走の時代

2015年あたりから、調子に乗った私はより高い利益を求めてAmazon等の個別株に手を出すようになります。

しかし、チャイナ・ショックを受けて大きく狼狽したり、そしてETFのVT、VTI、SPXL、果てはクラウドファンディングに手を出したりと、色々迷走します。初めてVGTを買ったのもこのあたりです。

一応どれも一定の利益を得たものの、自分の管理能力以上の銘柄数を持った為、私は精神的に消耗する事になります。自分にはこの方法は向いていない事がはっきり解りました。

やはり自分にはシンプルなポートフォリオが向いている。私は、投資銘柄をどれか一本に絞る事を考え始め、VGTにターゲットを絞ります。しかし、すぐに完全移行したわけではなく、少しずつ移行するつもりでした。

何故なら、当時の米国のオバマ大統領は中国問題を放置したり、経済面での政策がいまいちだったりと正直、私は米国の将来にも大きく不安を抱いていた為です。

2016年 トランプ大統領誕生 VGTへの集中投資時代

そんな時に誕生したのがトランプ政権です。私は最初からトランプ大統領を応援していました。

何故なら経済重視、アメリカ・ファーストで自国の利益を最優先していたからです。マスコミから嫌われている事も大きな要因ですね。つまり中国や左派、反日反米勢力から嫌われているという事ですから。その辺りも安倍さんに似ていますし、二人の仲が良いのも当然でしょう。

私はトランプ政権誕生と同時期に米国経済に期待して、一気にVGTに集中投資します。

その結果は言わずもがな。私の資産は一気に倍増し、現在に至ります。

コロナショックでも狼狽売りせずにずっとホールドし続ける事が出来たのも、米国というより、トランプさんを信じていたからと言えます。

「そんな馬鹿な」と思われるかもしれませんが、本人の性格はともかく経済を立て直す手腕だけは確信してました。それでも、まさかこんなに早く株価を戻すとは思いませんでしたけどね。

2020年 安倍総理辞任と米大統領選挙

安倍総理の辞任は私の投資方針そのものには影響ありません。私はすでにVGT一本に絞っており日本株はほとんど保有していないので。

しかし、日本国民としては非常にその後継者が気になるところです。アベノミクス以上の経済政策に期待していますが、果たして。

米国では大統領選挙が近づいてきています。私にはその政策、そしてマスコミに大々的にプッシュされている事からも、経済その他多くの面でバイデンさんを信じる事が出来ません。

つまりバイデン大統領なら米国の未来を信じる事が出来なくなります。大統領が誰になるのかは解りませんが、もしバイデン大統領なら投資方針の見直しを迫られるでしょう。

しかし、総理大臣辞任と大統領選が同時期に来るなんて。これからの数ヶ月は怒涛の展開になりそうですね。

トップが変われば全てが変わる

いかがでしょうか。

私が大きく資産を増やす事が出来たのは、マスコミではなく、安倍さんとトランプさんを信じていたからと言えます。

別にこの2人が全く問題が無い最高の政治家だったとは言いません。むしろ、問題も多かったです。しかし、対立候補を思えば最もマシな選択肢だったと私は考えています。少なくともこの2人の政策を信じた人は多くの利益を得る事が出来たのは事実でしょう。

政治の力を侮ってはいけません。トップが経済優先の政策を掲げた場合、ほぼ確実に株価の上昇が期待出来ます。米国はもちろん日本だってそのポテンシャルはあると思っています。

逆に言えば経済を二の次にしたり、曖昧な理想論を唱えるような人がトップでは、株価や国力の低迷は間違い無しでしょう。

稀に政治家なんて誰がやっても何も変わらない、という人が居ます。・・・そんな訳は有りません。

政治に対する考え方は人それぞれですが、誰が国のトップを務めるかは経済、そして私達の生活、ひいては安全保障にも大きく影響します。それ故に我々はそのトップをよく考えて慎重に決める必要があるはずです。

長期投資では日々の値動きに動揺して投信方針を変える必要はありません。しかし、政治、少なくとも国のトップが変わる時はさすがに着目すべきです。それこそ世界が変わるイベントなのですから。

おわりに

私の本格的な投資は安倍総理のアベノミクスから始まったようなものです。それゆえに安倍総理の辞任には様々な思いがあります。

賛否両論あるでしょうが経済、外交等、多くの面においても近年の総理大臣では間違いなく大きな功績を残した方でしょう。

安倍総理、今までありがとう。本当にお疲れさまでした。今はゆっくり休んで下さい。そして病気から回復される事を祈っています。