これでスッキリしました。
はじめに
7月に入り、米国株は下落、為替は円高と調整が入っているようです。
そのような中、私はVTIをすべて(約900万円分)売却し、VGTを買い増しました。
今回はそんな話です。
「VTIを売る」というパワーワード
VOO (S&P500) 及びそれらに準じた投資信託は基本的に売却する事なく積立を続けるのが基本的な運用かと思います。
VTIはS&P500ではありませんが、米国の様々な業種の約4000社に投資できるETFでほぼVOOと変わらない成績を誇ります。
書籍や米国株Youtuberなどでもよく推されるETFですね。
厚切りジェイソンさんもオススメしています。(私はテレビを全然見ないため、この方の事はつい最近知りました・・・)
しかし、私はVTIを売却し、そのお金をすべてVGT (米国情報技術セクタ) につっこみました。
VTIからVGTに切り替えた理由
さて、その理由ですが「当面の間、VTIよりVGTの方が株価が上昇すると思っているから」・・・ではありません。
未来の事は誰も解りませんが、VGTは直近で大きく上昇したので、むしろ調整が入って下落する可能性がの方が高いのではと思っています。
5年、10年で見ればVGTの方が上昇していると信じていていますが、これも確信というより願望といった方が良いでしょう。
理由は単純。「保有銘柄数を少なくしたかった」ただそれだけです。利益を追求したわけではなく非常に個人的な理由です。
VGT + eMAXIS Slime米国株式 への原点回帰
なんじゃそりゃと思われるかもしれませんが、私にとっては非常に重要な事なのです。
私は投資を続ける上では保有銘柄数を可能な限り少なくすべきと考えています。
シンプルイズベスト、判断の回数は少ない方が継続できる。一般人においては「継続できること」が投資方針でもっとも重視すべきことです。
実際、私は2020年まではVGTとeMAXIS Slime 米国株式の二種類だけで進めていました。
しかし、2021年から資産が1億に近くなり、出口戦略を意識し、初めてVTIを取り入れる事にしました。
特定のセクタに特化したVGTよりも、米国市場全体に投資できるVTIの方がより安心して投資できる・・・そんなふうに考えていた時期が私にもありました。
実際は逆でした。私は生粋のVGTバカなようです。VGT以外に投資している間、私は常に不安に苛まれる事に。
リスクを下げるためにVTIや金、債券、現金に分散するとしても、どれくらい配分すべきなのか? 答えの無い問題に常に悩み続けていました。
VTIとeMAXIS Slime米国株式の役割がほぼほぼ被っているのも悩みの種でした。
そんな中、一時下落していたVTIが最近の株価上昇でようやく損益がプラマイゼロまで戻ってきたので、ちょうど良いタイミングという事で一旦売却し、かつてのVGTとeMAXIS Slime米国株式方式に一旦戻すことにしました。
以下はポートフォリオの推移のおさらいです。
2020年12月末
この時代は全資産約8570万円のうち96%がVGTでした。現金は50万円のみ。
本当は99%VGTにしたいくらいでしたが、idecoなどVGTが買えない枠はeMAXIS Slim 米国株式にしています。
2023年6月末
2021年から現金比率を上げ、VTIを組み込みました。2023年6月末までこの方式で進めました。ちなみに6月末で全資産約1億4900万円。
2023年7月8日
VTIを売却し、VGTに買い替えました。まだ現金比率が高いですが、これも徐々にVGTに変えていく予定。
今後について
さすがにかつてのようにVGT96%はないしても90%くらいは行っても良いと思っています。
したがって、また定期的にVGTを買い続けます。
ideco、クレカ積立、新NISAの積立枠などVGTを選べない場合のみeMAXIS Slim 米国株式を買っていきます。
おわりに
ずーと、もやもやしていた事がこれで少し解決しました。
先述のとおり、これからVGTは調整が入るかもしれませんが、私にとってはポートフォリオをシンプルにすることの方が重要なんですよね。
どの株が上がるか下がるか未来のことなんて解らないのだから、どうすれば自分は心穏やかに安心して投資を継続できるのか、という部分に注力すべきだと思っています。
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