架空の猫の雑記帳

だらだらと趣味を楽しみつつ米国株で早期リタイアを目指すブログ

米国株投資における為替について

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再びドル円は110円を超えました。ついでに米国株投資における為替の影響の話をします。

ようやく米ドル円は110円に戻る

本日、ドル円は約9ヶ月ぶりに110円代に戻りました。

厳密には1月12日に一瞬110円になったのですが、すぐにまた109円代に戻ってしまっていました。しかし、今回は本物かなーと思っています。

ただでさえ米国株が好調で、寝て起きたらお金が増えている状態だったのが、円安効果でさらに加速されています!

(そんな事言ってまたすぐに109円代に戻ったら恥ずかしいですけど)

(追記 : すぐに109円代に戻りました(泣))

為替(米ドル円)の重要性

 

基本的に米国株はドル建て、つまり円を一回ドルに両替して買うことになります。(SBI証券では直接、円で買う事もできますが、内部的には換金されています)

そして、株価が上がって米国株を現金化したい時にもドルから円に両替されます。

私が以前、ブログでVGTの設定来の年利は約11%みたいな事を言っていましたが、あくまでそれはドルでの話である事に注意して下さい。(米国株や米国株ETFの情報は全部ドル)

実際の利益は円に両替した時に決まります。そしてそのレートはドル円で決まるわけなので重要でないはずがありません。

例えば、VGTに100万円投資して、株価が2倍になったとしても、ドル円が100円から80円に下がっていれば資産額は200万円(2倍)ではなく160万円(2*0.8=1.6倍)になります。

つまり、為替によって利益が4割下がる、なんて事も起こりえます。

為替(米ドル円)も誰も予想できない

株価と同様、というか株価以上に為替の予想は難しく、やはりプロでも予想は不可能と思った方が良いでしょう。

米国株自体は長期的には右肩上がりという特徴がありますが、ドル円はそう単純には行きません。

以下に直近20年ほどのドル円の推移を掲載します。規則性が有るんだか無いんだかよく解らない動きですよね。

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これを見て言えるのはかつては140円や80円になった事もありますが、だいたいは120円から100円の範囲内だという事です。特に直近の7年ぐらいは。

為替は両国の経済政策や、その他様々な要因で動き、一概に上がり続ける、下がり続けるなるなんて事はありません。

ただ、値動きの傾向をものすごーくざっくり言えば、ドル円は米国経済が好調ならば上がりやすく、逆に経済が低調だったり、戦争、災害等の問題が起きると下がりやすいです。(有事の円買いってやつですね)

もちろん、そうならない場合も多数有ります。例えば日本が民主党が政権を取っていた時代は、世界がリーマン・ショックから復帰して好調な状態になっても、ずーと円高の状態を維持していました。

予測は難しいものの、とりあえず米国株投資では米国株が好調だったり比較的平和の時は実際の株価以上に資産が増えて、その逆の状態なら株価以上に資産が減りやすい、と考えておけば良いかなと思います。(あくまで単純に考えた場合の話で本当はもっと複雑ですよ! )

暴落時は株安と円高でダブルショック!

例をあげましょう。

2007年9月~2009年3月のリーマンショックではS&P500は約56%下落しました。一方でドル円は16%下落しています。(116.88円->98.34円)

つまり、もしリーマンショック時に米国株を持っていたら、円で見ると、約64%も資産が減っていた事になります。

単純にS&P500の暴落率だけ見て、これなら大暴落が来ても耐えられそうだなーと構えていても、円高効果で、思わぬ追加ダメージを食らって資産がさらに減り、その瞬間に心がポッキリ折れて相場から撤退する、なんて事があるかもしれません。

よって、ある程度は為替の影響も考えてリスクを考えておくべきでしょう

まあ、逆に今現在のように株価の上昇以上に資産が増える、なんて状況もあるから悪いことだけじゃあないですけどね。

最後に

ドル円によって自分の資産は株価以上に上下する事を覚えておきましょう。

ちょっと後ろ向きな話もしましたが、私としては再びの110円になった事を素直に喜びたいと思います。