架空の猫の雑記帳

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【祝】ついにS&P500がコロナショック前の値を超えて最高値へ

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ついにこの日が来ましたか。

はじめに

昨日のダウは-0.24%、我がVGTは+0.30%。ただし、ドル円は105円前半まで下落しており、円換算だとマイナス。

注目すべきはS&P500の+0.23%で、これによりS&P500はコロナショック前の値を超えて最高値となりました。

【祝】S&P500が最高値更新

S&P500がコロナショック前で最高値だったのは2月19日の3,386.15ドル。そして昨日8月18日の終値は3,389.78ドル。約半年を経てようやくS&P500は復活しました

これに伴い、S&P500に対応したETFであるVOOも最高値となっており、これらのETFや投資信託を保持している人はホッとしている事でしょう。

8月17日の記事では、これを見越してゴールドマンのアナリストが年末のS&P500を20%上方修正しています。

www.bloomberg.co.jp

ちなみに7月にはこんな予想をしていました。つまり、ゴールドマンはバイデンさんの勝利は無いと予測しているという事でしょうかね。まあ、アナリストの言うことなんて当てにしない方が良い事は本ブログで散々述べてきた話ですが。

forbesjapan.com

とはいえ、私もバイデンさんが勝利した場合は米国経済は長期に渡って停滞すると見ています。

仮にバイデンさんが勝利した場合はその直後はご祝儀で株価は上昇するかもしれませんが、増税や不法移民緩和等の影響により長期的に停滞していくでしょう。

一方、経済優先のトランプさんなら、勝利直後はBLMや民主党支持者の暴動により一時は混乱するでしょうが、長期では今まで同様に経済は成長していくと考えています。

普段トランプさんの批判ばかりしているメディアもこと経済に関してはバイデン勝利の可能性を憂慮している記事が散見されます。

www.bloomberg.co.jp

S&P500の最高値更新は喜ぶべき事ですが、大統領選の結果次第ではこの先どう転ぶのか解らない事を覚悟しておくべきでしょう。もっともそれはS&P500だけに限った話ではありませんが。

指標にするならやっぱりNASDAQ!

S&P500は約6ヶ月でコロナショックから復活しました。では他の指標はどうでしょう。

  • NASDAQは約3ヶ月半で復活 (VGT、QQQも同様)
  • S&P500は約6ヶ月で復活
  • ダウは未だ復活出来ず

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NASDAQはS&P500の約半分の期間で復活しています。ダウは正直お話になりません。

これはコロナショックだけの特別な事でしょうか?  2007年のリーマンショックについて振り返ってみます。この時もNASDAQは他よりも圧倒的に早く復活しました。

  • NASDAQは約3年で復活 (VGT、QQQも同様)
  • S&P500、ダウは約5年で復活 (ダウが若干早い)

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もちろん、NASDAQが弱かった時もあります。2000年のITバブルがまさにそれです。

  • NASDAQは約15年で復活
  • S&P500は約7年で復活
  • ダウは約4年で復活

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これを見てどう思いますか?

ITバブルの時はたしかにNASDAQよりダウやS&P500の方が戻りが早かった。一方でその後のリーマンショックやコロナショックでは逆にNASDAQの方が戻りが早いです。

私はITバブルをきっかけにNASDAQが強化されており、近年の流れの沿うならNASDAQに投資すべき、と考えます。

もちろん、再びITバブルのようなNASDAQが一人負けするような事が起きる可能性も十分有ります。

しかし、それを怖がって現在パフォーマンスの低いS&P500やダウに投資し続けるより、現在調子の良いNASDAQに投資し続けて、仮にNASDAQが崩壊しても、それを確認してから他に乗り換える、という戦略の方が私はトータルでは利益が出ると考えています。

なお、乗り換えの際は数日で判断するのではなく、年単位で判断ですべき。

つまり、「長期的な順張り」というのが私の投資方針です。決して「ベストな方法」とは言えませんが「ベターな方法」だと思っています。特に私のような凡人にとっては。

さらにパフォーマンスを追求するのなら、NASDAQの中でハイテクに特化したVGTや、トップ100の銘柄をまとめたQQQがオススメです。

NASDAQはもはや米国経済で最も重要な指標と思っているのですが、積立NISAやiDecoにNASDAQに特化した銘柄が無い (少なくとも私は知らない) のが大いに不満です。そういった銘柄があれば積立NISAやiDecoもやる気が出るのですが。

おわりに

S&P500の朗報記事ですが、結局NASDAQを勧める記事になってしまいました。しかし、S&P500がコロナショックから復活した事で、NASDAQとの実力差がはっきりと出たのも事実です。

投資方針は人それぞれですが、無為に分散させず特定のセクタに集中する事も検討すべき事かと思います。特に若い人は。

私は長期投資をしていますが、一生同じ銘柄を持ち続けるつもりもありません。繰り返しになりますが、直近数年で見て調子の良い銘柄に乗り換えし続けるのが一つの方法だと考えています。

現在S&P500の投資信託やETFを保有している人はこのタイミングで、他の指標やセクタを考えてみても良いのかもしれません。

 

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