架空の猫の雑記帳

だらだらと趣味を楽しみつつ米国株で早期リタイアを目指すブログ

【ETF】クリエネ QCLN、ICLN、バブリーな銘柄にどう対峙すべきか?

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エコだよ、それは!

はじめに

金曜はダウは+0.24%、我がVGTは+0.74%。うーん、感謝祭、ブラックフライデーとイベントが続いてるものの株価は堅調。

まあ、金曜に上がってくれると週末を気分良く過ごせるので私としては満足。さらに嬉しい事に金曜の上昇で、私の運用資産も再び8000万円を突破しました。しかし、そんな私でも気になる事が・・・

さて皆さん。投資をやっていて最も憂鬱になるのはどういう時だと思いますか? 

自分の持っている株が下がった時? いえいえ、下がったのなら買い増しの良いタイミングですから、そこまで憂鬱にはなりません。

答えは「自分の持っていない株」が「急上昇」した時です。つまり「祭り」に参加出来なかった時です。損する事も得する事もなく、ただ指を加えて見ているだけ。投資をやっていてこれほど憂鬱な事は無いでしょう。

今回はそんな急上昇中のQCLN、ICLNについてです。

クリーンエネルギーETF QCLN、ICLN

QCLN、ICLNはクリーンエネルギー(以降クリエネ)のETFです。他にもそういったETFはあるのですが、今回はこの2つに注目します。

QCLNの正式名称はFirst Trust NASDAQ Clean Edge Green Energy Index FundでNASDAQ Clean Edge Green Energy Indexに連動するETFです。

ICLNの正式名称はiShares Global Clean Energy ETFでS&Pグローバルクリーンエネルギー指数に連動するETFです。

以下は概要です。比較用にVOO(S&P500)とVGT(情報技術)も掲載します。(単位は全て%)

見てわかるようにQCLN、ICLNは直近1年でVGTの2倍~3倍の成績を叩き出しており、ほぼ倍の株価になっています。

  経費率 配当 1Y RTN 3Y RTN 5Y RTN
VOO 0.03 1.78 +9.66 +10.40 +11.68
VGT 0.10 0.97 +34.74 +23.66 +23.45
QCLN 0.60 0.37 +118.05 +33.59 +27.07
ICLN 0.46 0.69 +85.58 +30.46 +17.53

QCLNの保有銘柄Top10です。話題のNIOやテスラのEV関連が入っています。

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QCLNの国別Top10です。ほぼ米国ですが、中国やカナダもそれなりに入っています。ただし、以下のグラフだとソーラーエッジとかイスラエルの会社も米国としてカウントされている模様。

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ICLNの保有銘柄Top10です。QCLNとは逆にNIOやテスラは入っていません。白状しますと知らない会社ばかりです。特に高い割合の銘柄も無く、ほぼ均等に分散されています。

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ICLNの国別Top10です。米国が50%近くあるものの色々な国に投資している事が解ります。

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直近5年の推移です。VOO(S&P500)、VGT(情報技術)、QQQ(NASDAQ)も比較用に掲載します。

2016年~2019年まではVGTやQQQの方が成績が良かったのですが、今年1年で一気に追い抜かされています。特にQCLNの成長率は凄いの一言。

ハイテクがバブルとか言う人が居ますが、クリエネこそバブルでしょう。弾けるならこっちが先のはずです。(妬み)

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QCLNとICLNだったら、個人的には米国要素が強く、全体的に成績が良いQCLNを推しますね。

こんなバブリーな銘柄に対峙した時はどうするべきか?

クリエネは所謂バイデン銘柄と言われており、コロナショック以降にメディアでバイデンさんが大統領選で有利と取り沙汰されてから特に大きく上昇してきました。

私としては、大統領選の影響が強すぎるクリエネは怖くて手が出せませんでしたが、完全に見誤りましたね。今や西欧や中国でもEV化の動きが出てきており、もはや大統領選関係無く、クリエネは一時的なバブルとは言えない状況になって来ています。

これから述べる事は私みたいにクリエネに手を出していない人に向けての話です。もしクリエネで既に大きく資産を増やしている人 (羨ましい!) は聞く必要は有りません。

さて、クリエネに限らない話ですが、急激に上昇して、しかも今の所はそのバブルが弾ける様子が見えない銘柄を前にした時、どうすれば良いのでしょうか?

もちろん、未来の事は誰にも解らないので明確な正解なんて有りませんが、私としては「様子を見て」「ちょっとずつ買う」という手法を選びます。

本ブログで何度か述べてきましたが、私としては「年単位の順張り」という方針を主としています。つまり、まず最低1年は様子を見てそれでも上昇し続けているのなら、少しづつ買っていきましょう、という考えです。

よって、もし私がQCLNを買うとしても来年から検討します。

自分に合った投資方針を見出す事が重要

ただし、これはあくまで私のやり方です。

別に、慌てて今買いに走っている人を否定するつもりは全くありません。というか、私もそれが正解なのかもしれないと、最近よく考えます。

正直に言うと私が今すぐにクリエネに飛びつかないのは単純に「怖い」からです。損するかもしれないという事自体も怖いのですが、自分のルールを破って損をしてしまった時は、本当に、本当に、最悪な気分になり、自分を許せなくなる。それが怖い。ようするに問題は私の内面的なものです。

流行りの銘柄に飛びつく人を「イナゴ」と 馬鹿にする人が居ますが、私としては行動力があると尊敬します。今の市場のサイクルの速さは過去とは比べ物にならず、瞬時に行動出来る人が儲けられるのかもしれません。

何時の時代も大金持ちになるのは行動力のある人です。逆に私は自分のペースで小金持ちを目指すタイプです。

投資方針は人それぞれです。自分自身はどちらのタイプかよく考えてみましょう。とにかく無理なく続けられる手法を選ぶべきです。高橋ダンさんが言っているような長期投資と短期投資の資金を分けて両方やるといったやり方も良いでしょうね。

おわりに

冒頭でも述べましたが、投資をやっていて一番憂鬱なのは、自分が持っていない銘柄が上がった時です。自分の暴落は許せても、他人の成功は許せない。妬みという感情はとても強い。

しかし、一時的な流行りに手を出さないタイプの私でも、上がると信じて持ち続けた銘柄が暴騰し、大きく利益を増やした事は今までに何度もあります。状況は目まぐるしく変わります。市場に居続けさえすれば、またチャンスが巡ってくる事も有るでしょう。

投資方法は人それぞれですが、結局は「自分の投資方針を確立し、それを長期間続けられる人が勝つ」というのが私の信念です。

というわけで、クリエネの暴騰を羨ましく思いつつも、私はやっぱり自分のやり方を貫き通します。

 

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