地味だけど最近気になっているVCRについて語ります。
はじめに
昨日のダウは-0.75%、我がVGTは-0.80%とオールドエコノミー、ハイテク、揃って下落。金曜日に下がるのって、その気分のまま土日を過ごさなくちゃならないので、なんか憂鬱。
こんな時はもっと先の事を考えて気分転換しますか。今回は私が来年から買おうと思っている銘柄の候補の一つであるVCRについてです。
VCRについて
バンガード・米国一般消費財・サービス・セクターETF。一般消費財ってのはホテルやレストランからアパレル、自動車まで様々な消費者向けの小売や製造業、サービス業の事です。
VCRはMSCI USインベスタブル・マーケット・一般消費財・サービス25/50インデックスに連動しており、一般消費財・サービスセクタの大中小企業の約300社に投資ができます。
ざっくり概要は以下です。VOO(S&P500)、VGT(情報技術セクタ)、QQQ(NASDAQ100)と比較になります。
VGTやQQQには及ばない成績ですが、VOOよりは遥かに良く十分と言えるでしょう。配当もやや高め。
経費率 | 配当 | 1Y RTN | 3Y RTN | 5Y RTN | |
VCR | 0.1 | 2.38 | 29.54 | 18.21 | 14.32 |
VOO | 0.03 | 1.78 | 9.66 | 10.4 | 11.68 |
VGT | 0.1 | 0.97 | 34.74 | 23.66 | 23.45 |
QQQ | 0.2 | 0.61 | 37.71 | 19.99 | 19.05 |
そして保有銘柄については以下です。
GAFAM等、ハイテク企業べったりじゃ無いところが良いですね。Amazon中心であるものの、セクタの守備範囲が広いだけにテスラ、マクドナルドと色々バリエーションに飛んでいます。
VCRを選ぶ理由
何故、数あるETFの中でVCRが候補となったのか。あくまで現在VGTに集中投資をしている私からの観点になりますが、その理由を述べます。
理由その1、VGTと被らないから
私の投資方針としてはハイテクがメインで在り続ける事に変わり有りませんが、バイデン大統領になりそうな事と、そろそろ目標資産額である1億円に達しそうな事から、少しづつ投資先を分散させようと考えています。さすがに総資産の95%以上(7600万円)がVGTってどうなのよって最近考えるようになりまして。
という訳で、VGT(ハイテク情報技術)と被らない、別セクタのETFを求めていました。VCRなら被りは心配有りません。
理由その2、Amazonとテスラが入っているから
私が特に注目しているのはAmazonとテスラです。どちらも今年は大きく伸びまし、今後も伸びると思っています。常々、買ってみたいと思っていたのですが、私は個別株はやらない主義なので、この両方が入っているのは嬉しい。
理由その3、2020年では十分な成績だったから
ここ数年、VCRはVGTよりもパフォーマンスが悪かったのですが、今年に限って言えばVGTやQQQに同等の成績。特にここ数ヶ月で差を縮めており、勢いがあります。いくらAmazonの成績が良かったからって凄いですよね。他の小売も頑張ったという事でしょう。
セクタで見れば今年の成績は1位VGT、2位VCRです。意外にもVHT(医療)は3位。
理由その4、オバマ政権時代の成績も良かったから
オバマ政権時代の8年を見ると、実はVCRはVGTを上回りQQQと同等の成績となっています。
このままバイデン政権になるとして、相場は従来のオバマ政権時代と似たような動きになるかもしれません (バイデンさんは自分独自にやりたい事があるってタイプじゃ無さそうだし)。まあ、未来は誰にも解らないので、あくまで参考レベルの話ですが。
理由その5、ワクチン、クリエネの恩恵も受けそうだから
今年、VCRが好調だった理由は主にAmazonだと思いますが、VCRにはオールドエコノミーも多く、コロナ禍が終息していけば恩恵を得る事が出来るでしょう。テスラはクリーンエネルギーの恩恵が在りますし、Amazonだって忘れ去られる訳じゃありません。
理由その6、バンガードだから
私がVGTをメインにした理由の一つがバンガードが好きだからです。VCRも同じくバンガードのETFになります。
私はバンガード創業者のボーグルさんの思想に影響を受けていますし、彼の書籍「インデックス投資は勝者のゲーム」もお気に入りの本の一冊。
長期で持つつもりなら、なるべくその銘柄を好きになるのがコツ。無理やりかもしれませんが、こういった事は割と重要だと思っています。
まとめ
VCRは今年はVGTとほぼ同等の成績。Amazonやテスラといった今後に期待出来る銘柄から、マクドナルド等のオールドエコノミーも揃っており、地味ですが、今後も安定した成長が見込めそう。
VGTを中心にしていた人 (そんなの私くらいかもしれせんが) が、分散をしたい場合には向いている銘柄と言えます。
おわりに
最初は長年続けてきたVGT集中投資の方針を変えるのが嫌だったのですが、いざ方針を変えると決めたら、なんだか銘柄選びが楽しくなってきました。こういうのはショッピングと同じで買う前にあーだこーだ考えている時が一番楽しいのかもしれませんね。
VCRは今の所、最有力候補なのですが、絶好調なQCLN(クリーンエネルギー)や趣味に合ったHERO(ゲーム)とかも気になっています。来年まで後一ヶ月あるので年末にゆっくり考えていくつもりです。
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