2月終了時の資産状況についてです。
はじめに
激動の2月もようやく終了。先日、総資産9000万円超えを喜んでいたのもつかの間、皆さんもご存知の通り、金利上昇の為か米国株はのきなみ大きく下落。
こんな状況で自分の資産を調べるのは憂鬱ですが、2月末の時点での資産状況を公開します。
現在の資産総額8889万円、266万円のプラス
現在の資産状況は以下です。(現金は除く)
金額 | 前月比 | |
三越伊勢丹 | 7万7700円 | +1万3500円 |
VGT | 8248万8822円 | +248万2146円 |
VCR | 156万4826円 | +2万5871円 |
GXTG | 55万1649円 | (新規) |
BND | 50万1691円 | -668円 |
GLDM | 46万1610円 | -1万7384円 |
eMAXIS Slim S&P500 (IDeCo) |
324万8324円 | +11万4606円 |
合計 | 8889万4622円 | +266万9079円 |
先月までQCLNを所持していたのですが、それを売却しGXTGを新規に購入しました。
現在のポートフォリオです(0%は1%未満)。まだVGT(情報技術)が9割以上を占めています。
2020年からの総資産の推移です。(投資歴自体は10年以上)
2月の前半は大きく上昇し、実は9300万円以上まで資産が増えていましたが、下落により現在は8800万円まで低下しています。
金利上昇で大暴落!?・・・だけどあまり気にしていません
さて2月は前半こそ大きく上昇しましたが、後半は金利上昇により大きく下落しました。
金利上昇を逃れる事が出来るのは現金くらいです。株、債券、金、どれも下落しています。特にハイテク株、成長株は大きく下落。ハイテク株をメインにしている私には最悪の事態に突入したと言えるでしょう。
・・・なのですが、正直なところ私としてはあまり気にしていません。現在資産は8889万円ですが、あと「1万マイナスだったら8888万円だったのに!」とアホな事を考えるくらいの余裕はあります。先月から見ると、円安のおかげもあって200万円以上のプラスですしね。
金利上昇は実態経済が戻りつつあるサインと言えますし、この下落はそう長くは続かないと考えています。長期な人は狼狽売り等する必要は無いでしょう。
むしろ、私としてはようやく調整が来たかと少し安堵しています。今までは株高過ぎて逆に何時来るか解らない調整に恐怖を感じていましたから。
コロナショックが起きてから約1年が経過しました。株価が大暴落し、世界がどうなるのか解らないようなあの状況下に比べれば、今の金利上昇なんて可愛いものだとは思いませんか?
長くやっていれば偉いという訳じゃありませんが、下落を何度も乗り越えればその分握力は強くなります。
個人的に気になる銘柄の推移
とはいえ、今後の方針の為にも状況は確認しておきましょう。
まずはハイテク関連のセクタについて年初来のQQQ(NASDAQ100)、VGT(情報技術)、VCR(一般消費財)、VOX(情報サービス)、そして基準となるVOO(S&P500)を比較。
結果を述べますとVOX(+6.87%) > VCR(+3.03%) > VOO(+1.72%) > VGT(+0.90%) > QQQ(+0.13%)と意外な結果となりました。
VOXが好成績なのはGoogleの調子が良い為ですね。ただこれは極端な例で既存のハイテク銘柄の多くは下落傾向にある。私も今年から新規に買い始めたVCRは1月前半こそ大きく上昇しましたが現在はいまいち。そして驚くべき事にVGTとQQQはVOO以下で最下位はQQQ(!?)です。
もちろん、今年はまだ2ヶ月しか経過していないので先の事は何とも言えませんが当面はVGTやQQQには厳しい時代になるのかもしれません。ただ数年~数十年先を考えるとやはりS&P500よりもハイテク銘柄が上がると思っていますので、むしろ今は買い時かと考えています。
そして安全資産系について、年初来のBND(債券)、GLDM(金)、VYM(高配当)、そして基準となるVOO(S&P500)を調べてみます。(安全資産の定義にツッコミがあるかと思いますがご容赦下さい)
こちらはVYM(+3.98%) > VOO(+1.72%) > BND(-2.55%) > GLDM(-9.24%) という結果でした。
ここ数年はS&P500以下の成績だったVYMが輝いています。ハイテク/グロースに陰りが出てオールドエコノミー/バリューが輝いてきたからですね。今まで不遇だった高配当派の人は喜びもひとしおでしょう。
問題はBND、GLDMの下落です。特にGLDMは10%近くもマイナスなのはキツイ。金は株と逆相関と言われますが、金利上昇局面ではそうはならないようです。まあ、金は金利が無く不利ですからね。さらに最近は金はビットコイン(デジタルゴールド)にもその立場を喰われつつあり良いとこ無しです。
なお、債券も金利が上がれば価格が下がってしまうのが定番であり、実際その通りになっています。
という訳で、せっかく今年から株価下落時の対応として金や債券を少しづつ買い始めたのに、今回のようなケースの下落ではほとんど機能していない事になります。現金でも持っていた方がマシでした。もちろん、これはあくまで現時点の結果なので今後どうなるのか解りませんが、この事はそろそろ早期リタイアを考えている私には重要な事実です。
今更それに気づくのかよって感じですが、私は去年までずっと株100%の集中投資をしてきたので正直、分散投資や安全資産には疎い。やっぱりこういう事は実際に買ってみないと真に理解できなかったと思います。本格的に金などを買い進める前に知っておけて良かった。
皆さんも何に投資すべきは迷った時はとりあえず少額でも良いので買ってみる事をオススメしますよ。悩むよりさっさと行動した方が得る物が多い。
今後について
ハイテクには厳しい局面ですが、長期で考えると一時的な調整としか思っておらず、よって所持しているVGT等は一切売却するつもりはありません。むしろ買い増しをしたいくらい。
もちろん、これは私の方針です。ハイテクの下落に耐えられないという方はリスクを取りすぎなので売却やバリュー銘柄等に乗り換える事をオススメします。
安全資産については悩み中ですが、今後も金利上昇がちょくちょく起きる事を考えると今は現金も有効そうだと思えてきました。しばらくは現金の割合を増やしていくかも。
おわりに
金利上昇が始まった事により、いままでの加熱した株高トレンドも終焉に向かいつつあるのかな、と感じています。ハイテク銘柄も今までほど強烈に上がっていく事は無くなるのかもしれません。
ただ、それでも長期で見ればやはり経済を牽引するのはハイテク銘柄だと思っています。という事で私は相変わらずハイテク中心で進むつもりです。
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