ようやく、ですね。
はじめに
今週は米国株、とくにハイテクは非常に好調で私のメインであるVGTは最高値を更新、それにより私の総資産も約9800万円に。株価の動きにもよりますが今月中にでも億り人になれないかと少し期待しています・・・とか言っているとまたガクッと下がるのでしょうね。一応少しずつ利確して現金比率も増やしてはいますが。
さて、先日ついにSBI証券の米国株アプリがリリースされました。今回はそのお話です。といっても、私は楽天やマネックス等の別の証券会社のアプリは使った事が無いので、他社アプリとの比較等は出来ず、簡単な感想記事である事をご了承下さい。
SBI証券米国株アプリがようやくリリース
4月9日にSBI証券の米国株アプリがようやくリリースされました。
・・・びっくりですよね。今どき、大抵のサービスはスマホアプリになっていますが、ネット証券の最大手であるSBI証券が米国株をスマホアプリで対応していなかったなんて。私も初めて知った時驚きました。もちろん、日本株のアプリはあったのですけど。
約1年前にこんな記事を書いています。当初は2020年度中にリリースとの事だったのですが、結局年度を跨いでしまいました。
少し使ってみた感想
という訳でさっそく使ってみたのですが・・・うん、やっぱり色々と微妙かな。
でも、スマホで取引をする場合は、PC用のブラウザからするよりは遥かに楽だと思ので、これを使うしかありませんね。まあスマホで取引する機会なんて私には少ないのですが。
以下、細かい感想。
まず4月9日の株価の結果がプラスだったのにも関わらず画面が真っ赤でビックリ。これ、米国だとプラスが緑で赤がマイナスなのですが、日本や中国だと逆にプラスが赤でマイナスが緑(水色)なんですよね。
私は普段、米国のサイトやアプリでしか株価をチェックしていないので非常に違和感が有ります。どうも設定で色を変更する事は出来ない模様。
また、最初は評価額がドルでしか表示されず困っていたのですが、左上のドル円をクリックする事で円に切り替える事が出来ます。
残念ながら外貨入金等はスマホアプリ単体では出来ずに、PC用のサイトに飛ばされます。私が米国株を買う時のルーチン (「SBI銀行でドル転」→「SBI証券で外貨入金」→「SBI証券でドルで株を買う」)をスマホアプリ単体で完結する事は不可能。個人的にこれが一番不満な点。
決算速報のニュースやランキングを見れるのはちょっと便利かな。スクリーニングとかも出来るみたい。
ただ、そもそもの話なのですが、私の場合は長期投資でだいたい月1、2回、それもETFしか買わないので、この手の機能ってほとんどいらないのですよね。
ここ最近も経済ニュースなんてほとんど見ておらず、一部の米国株ブログやYoutubeのまとめ記事を週1程度に見るだけで事足りています。
米国株の分析や、株価のチェックなどは、米国Yahoo financeやスマホアプリのMy Stocks Portfolio等の方が便利ですので、SBI証券米国株アプリを使うのは本当に売買や資産チェックの時だけでしょう。
SBIグループの総合アプリの実現は難しいのか
今回米国株アプリのリリースとなりましたが、私が最もSBI証券、というかSBIグループに期待しているのは総合的なアプリだったりします。
私はSBI銀行、SBI証券、SBIベネフィットシステムズ(iDeCo)を利用しています。最近はSBI VCトレード(ビットコイン)のアカウントも作りました。つまり、SBIにどっぷり浸かっている訳です。
しかし、各SBIグループ企業はどれも連携が取れているとも言えず、そのアカウントやサイトのフォーマット等はすべてバラバラで統一性が全く無い。(特にSBI証券のサイトは非常に古臭く使いづらい)
今回もわざわざ米国株専用のアプリをリリースしていますが、何故既にリリース済みのSBI証券株アプリ(日本株) に機能を追加する形じゃないのか。同じSBI証券内でもこんな調子ですのでグループ間の連携なんて夢のまた夢かと。
(まあ、私が務めてきた会社も部署毎にシステムが違うなんてザラだったので、そういうものなのでしょうが)
私がSBI証券で米国株を購入しているのはSBI銀行を経由すると為替手数料が安いから、というのが有るのですが、これも公式でサポートしているというより、裏技的な扱いかと思います。
このような面倒くさい事をせずとも、SBI銀行の口座を持っているのなら、SBI証券内でも自動で為替手数料が安くなるみたいなサービスがあると良いですのが・・・実現は難しいのかもしれません。
SBI証券は野村証券の口座数も超えてトップに
昨今のネット証券の勢いは強く、SBI証券は既にリアル店舗の最大手だった野村證券の口座数を超えて業界トップシェアとなっています。
ネット証券がマイナーなものであると思っている人はその考えを改めるべきでしょう。
ただし、ライバルである楽天証券の勢いも強く、その差を徐々に詰められています。楽天グループは楽天経済圏とも呼ばれ、SBIグループよりも連携が上手くいっているイメージがありますね。
最近は不正ログイン等の不祥事も目立ちますし、SBI証券も決して安泰という訳では無いように思えるのですが、米国株アプリのリリースの遅さやグループ間の連携の無さ等を見るに、どうにも動きが鈍いように思えます。
おわりに
米国株アプリはまだリリースされたばかりですし、不便な点はこれから徐々に修正されていくでしょう。とはいえ、最近のSBI証券の対応には色々不満があるのが正直なところ。
私とSBI証券の付き合いはもう10年以上にもなります。初めて株を買い、そして今、億り人に近い状況になるまでずっとSBI証券と共に歩んできました。
今の所は他の証券会社に移るつもりはありませんので、SBI証券にはこのまま慢心せず今まで以上にユーザーに為に力を尽くしてくれる事を期待したいと思います。
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