架空の猫の雑記帳

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テクニカルは役に立たない? 最適な投資法とは

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絶対儲かる投資法なんて有りません。

はじめに

最近の米国株、特にハイテクは不調ですね。一応週末に若干戻しましたが、まだまだ下落傾向にあります。

ここからさらに下がる可能性もおおいにあると思っていますが、私としてはいつも通りホールド維持を継続するつもりです。

でも本当にその手法で良いのか? と考えてしまう事も。今すぐ売却して、底値で買い直して最高値で売り抜ければ大きく利益を出す事が出来るかもしれない。

何故、私はそれをやらないのか。今回はそんな話です。

テクニカルは役に立たない?

面白い記事を見ました。

2021年の米国株ではチャートの売りシグナル、つまりテクニカルはほぼ役に立たなかったようです。

一番成績が良かったのはBuy & Hold。つまり何も考えずずっと持ち続ける事でした。(あくまでこの記事が出た4月26日までの話とは思いますが)

www.bloomberg.co.jp

最強な投資法なんて無い

だからと言ってテクニカルに意味が無いとは言いませんよ。(そんな事言ったらテクニカル派の人にボコボコにされてしまう・・・)

今年がたまたまそうだっただけで役に立つ時期もあったでしょう。

投資には様々は手法、(宗派と言っても良い) があります。

日本か、米国か、中国か、世界全体か。

先進国か、新興国か。

株か、債券か、金か、ビットコインか。

個別株か、ETFか、投資信託か。

グロースか、バリューか。

高成長株か、高配当株か。

テクニカルか、ファンダメンタルか。

長期投資か、短期投資か。

色々な人が自身の投資法を最も優れた投資法だと言っています。

この中に「最強の投資法」、つまりリスクが無く、絶対に儲かる投資法は有るのでしょうか?

少し考えればそんなものは存在しない事は解りますよね。もし、本当にそんなものが有れば、皆既に大金持ちでしょうし、そして投資そのものが成り立たなくなります。

投資の神様と呼ばれるバフェットさんすら間違う事があり、ノーベル経済学賞を取った人のファンドすら破産する事が有るのが投資の世界。

www.kakuneko.com

最前線のプロですらそうなのに、素人に銘柄の選定や、売買の時期を見極める事が出来るのでしょうか。私には自信がありませんね。

アクティブファンドのほとんどがインデックスファンドに成績が負けているのは有名な話。しかし、インデックスファンドでは資産を大きく増やす事は難しい。どんな投資法にもケチをつける事が出来る。

繰り返しになりますが「最強の投資法」なんてありません。どうな投資にもリスクや弱点が存在する。

「そんなの当たり前じゃん!」と思われるでしょうが、けっこう忘れがちです。

絶対儲からないなら投資なんてしない方が良いのか

じゃあ、儲かる確信なんて持てないのだから投資なんてしない方が良いのかと言われれば、そんな事はありません。

何もしなければ何も変わらない。今の時代、大抵の日本人は給料だけでは資産を増やす事は難しい。

実際に多くのお金持ちと呼ばれる人達はリスクを取りながらも投資を続け、資産を増やしています。

お金持ちでなくても投資の効果は有ります。普通のサラリーマンである私も投資で大きく資産を増やしてきました。

日本のこれからを考えれば投資をしない事が最大のリスクなのかもしれません。

じゃあ、どのような投資をすれば良いのか、という話になります。

最強ではなく最適の投資法を探す

はっきり言って、素人が直近でこれからどの銘柄が上がるとか、いつが買い時とか「正解」を考えても、ほとんど意味が無く自己満足でしか無いと思っています。プロでも確証が無く、答えの無い問題ですからね。

それよりも考えるべきは「自分に最も合っている投資法は何か?」という事だと考えます。

ギャンブルが好きでリスクが高くでも短期間で大きく利益を出したい人は個別株の短期投資が良いでしょうし、長期では株価が上がり続けると信じる人はインデックスファンドへの長期投資、定期的に現金が入ってくると安心する人は高配当株投資が向いています。

その投資手法のリスクや特徴を把握した上で、自分だけの銘柄の選定のルール、売買のルールを組み立てていく。そして、それをブレずに続けられる人が最終的に利益を得る事が出来ると思っています。

全ての投資法にリスクや弱点はあるので必ず失敗する事がある。それが自分で納得した手法なら、悪かった点を冷静いに見直し、再チャレンジが出来る。

だが、自分の本意ではない手法で失敗した場合は精神的なダメージが大きく、感情にまかせた狼狽売りや、衝動買いを繰り返してしまう。そして、最悪そのまま投資から撤退してしまうかもしれない。

投資に本当に負ける時があるとすれば、それは投資から完全に撤退してしまった時です。 

ただし、言っておきますが自分に合った投資法といっても好き勝手やって良いという訳ではありませんよ。自分のリスク許容度や入金力等を加味して「最適」な投資法を目指すという事です。

重要なのは無理なく続けられる事。

投資を始めたばかりの人は何が自分に向いているか解らないので最初は他人の言う通りにしてみても良いでしょう。そこから、少しづつ補正して「自分の投資法」を探すと良いかと思います。

新たな投資手法を学ぶ時は、それが「儲かるか否か」という事以上に「自分に合っているか」を考慮すべきです。

「最強の投資法」なんてありませんが、自分に合った「最適の投資法」は何処かにあるはずです。それを探してみましょう。

私の最適な投資法はやっぱりハイテク長期投資

と、色々述べた上で「私」にとって「最適な投資法」は何かを考えます。

それはやっぱりハイテク銘柄を中心とした米国株への長期投資です。

現在、私はVGT (米国情報技術セクタ) をメインにしつつ、サブでVTI (米国全体) に投資しています。

ハイテクは値動きの幅が大きいですが、他セクタと比べるとイノベーションの余地が有り、長期で見たら株価は最も大きく上昇していくセクタだと思っています。

そして、本業が技術者である私は、世界のテクノロジーの発展を望んでいます。私自身はしがない一技術者ですが、世界の最先端の技術者達に私のお金が使われるのは嬉しいものです。

世の中、良いことだけじゃありませんけど、資本主義が続く限り経済は発展し、なんだかんだで世界は最終的には良い方向に進んでいく、つまり株価も上昇していく、と私は信じています。もちろん、途中で何度も躓く事はあるでしょうが。

そして面倒くさがりである私は頻繁に売買する事を好みません。パフォーマンスは悪い時があっても「ほったらかし」で行きたい。

今年に入って自身の投資法を色々見直し、いくつか別の銘柄も試してみましたが、結局、この考えに戻りました。 

これから利上げや金融緩和縮小が来るのならハイテクは当面は良いところが無いかもしれません。

いつかは私自信の考えが代わり、ハイテク投資を改める時が来るのかもしれません。

でも、今の私にとってはこの手法が「最適な投資法」であり、このやり方で突き進むつもりです。

もちろん上手くいくかどうかは判りませんけどね。未来が解らない以上、後悔しない選択肢を選び続けていきたい。

結果がどうなるかは・・・このブログを読み続けて頂ければ解るかと思います。

おわりに

ハイテク下落!

→ 憂鬱になり自身の投資法に少し自信が無くなる

→ でも、絶対儲かる投資法なんて無い

→ だから自分の信じる道を行くしか無い!

・・・・といった今回の記事のような流れの思考を私は定期的に繰り返しています。

精神論な話ばかりで申し訳ありませんが、私は素人の投資なんて8割が精神論で片付く問題だと思っています。

投資歴はおよそ10年になりますが、少なくとも私はそう考えて投資を続けてきました。

今は市場の方向性が見えにくくなっており、自分の投資法を見失いやすい時期です。

偏屈な考えなのは自覚していますが、今まさにこれからどういった投資をするか考えている人の何かのお役に立ててれば幸いです。

 

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