どれだけ投資を続けてもやっぱり慣れませんね。
はじめに
先々週から先週にかけて恒大集団がらみの件で一時、S&P500は5%近く落ち込みました。今後どうなるかは解りませんが、現時点では株価は戻りつつあるようです。
リーマンショックのような事は起きないだろうと考えてはしていましたが、実際に株価が下がるのを見ると、やっぱりヒヤッとします。
それでも結果的にはいつもどうりマイルールに沿って投資を続ける事が出来ました。皆さんは如何だったでしょうか? 今回はそんな話です。
投資家の仕事はリスク管理をし、そして判断する事
たまに投資家の事を「何もしていないのにお金を増やして羨ましい」といった事を言う人が居ます。
しかし、本当に何もしていない訳ではありません。もしそうなら、みんな投資家になっているはず。
では投資家は普段何をしているのでしょうか? 先程のような妬みを言う人が何故投資をやらないのかを考えれば、答えは自ずと分かります。
それは「リスクを取る」です。より具体的に言うのならば、リスクを管理し、その状況に合わせて何をすべきか判断していく事ですね。
短期投資ではチャートを見たり、市況をチェックしたりと色々細かいやるべき事がありますが、リスクについては短期、長期投資に両方に言える事かと思います。
今回の下落でも多くの投資家が頭を抱えたと思います。そしてホールドか、売却か、買い増しか、思い思いの判断を下した。もし、間違っていても誰も助けてなんてくれません。(投資は自己責任!)
私もそうです。長期投資を是とする私はやや不安になりながらも、自身の方針としてホールドを貫きました。長期投資ならば一時的な下落は気にしなくて良いとは言いますが、そう簡単にはいきません。やっぱり気になります。
こういう経験をすると「投資家は何もしていない」なんて言えません。皆、お金を失うかもしれないストレスと日々戦っています。
こういう時こそ、投資方針を見直すべき
今回の下落について、私は普通にしのぐ事が出来ましたが皆さんはどうでしたでしょうか?
もし「狼狽売りをしてしまった」「不安すぎて夜眠れなかった」「相場が気になって仕事に手が付かなかった」という事があったならば、それはリスクのとりすぎと言えます。
特にコロナショック以後、最近投資を始めた方はこういった状況におちいった人が多いかもしれません。
気をつけなければならないのは、リスクを下げすぎても良くないという事です。リスクを下げれば基本的にリターンも下がってしまいます。
自分にとって「ちょうどよいリスク」を見つけるのは大変です。こればっかりは何度も株価の動きを受けて調整していくしかありません。
幸い現状は暴落危機は後退しています。喉元過ぎれば熱さを忘れる、といった事が無いように、自身に最適なリスクを改めて考えてみると良いかと思います。
いつかは解りませんが、暴落は必ず来ます。その時に再び狼狽しないようにリスクを調節し、どう対応するか方針を固めておくべきでしょう。
おわりに
以前にも書きましたが、投資をやる以上はいつ暴落が来ても狼狽しないよう覚悟はしています。あくまで私の方針ですが仮にリーマンショック級の暴落が来てもホールドを貫くつもりです。(これが正しいかは解りませんが、そういうルールとすると決めています)
とはいえ、やっぱり暴落は嫌です。暴落は買い増しのチャンスともいえますが、暴落せずに右肩上がりで株価が上がってくれればそれに越したことはありません。
はっきりいって「暴落はチャンス」だとか、「長期投資だから一時的な下落は問題無い」とかは、暴落をショックをなんとか克服するための考え方でしかありません。まあ、その考え方が重要なのですが。
現状、株価は持ち直しつつありますが、恒大集団の件はまだこれからでしょう。コロナにテーパリングに利上げ、まだまだ下落要因は多い。いつ何が起きても耐えられるように改めて心構えをしておきたいと思います。
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