独立記念日に関するアノマリーについて調べます。
はじめに
昨日のダウは+-0%、我がVGTも+-0%と全く値動きが無く、ヨコヨコでした・・・というのは冗談で、独立記念日で市場はお休みでした。
米国じゃ独立記念日には星条旗のファッションをしたり、花火を上げたり、バーベキューしたりと、なんか一種のお祭りみたいな感じになるらしいですね。
なお、1日前の木曜は雇用統計の結果が良かった事から一時的に大きく上昇しましたが、結果的にダウは+0.36%、我がVGTは+0.55%とややプラスで終了。私の総資産も約6950万円にまで達して、7000万円の大台に王手をかけています。もちろん来週も上がるとは限りませんが。
さて、今週上がった要因の一つが独立記念日の前には株価が上がるというアノマリーの為だという意見を聞きました。
私はこの手ののアノマリーを元に投資をする事はありませんが、お話自体はけっこう好きですのでちょっと検証してみたいと思います。
独立記念日のアノマリーは本当か?
調べる条件は以下です。
- 独立記念日の前の5日間と後の5日間のS&P500の変化率を調べる。
- 2000年~2020年で調べる。
結果は以下です。
年 | 前5日 | 後5日 |
2000 | +0.98% | +0.77% |
2001 | +1.45% | -4.40% |
2002 | -2.01% | -2.79% |
2003 | -0.01% | +1.26% |
2004 | -0.80% | -0.98% |
2005 | -0.13% | +0.17% |
2006 | +2.37% | -0.61% |
2007 | +2.14% | -0.40% |
2008 | -1.58% | -1.85% |
2009 | -2.59% | -1.93% |
2010 | -5.03% | +5.49% |
2011 | +5.61% | -1.51% |
2012 | +4.09% | -2.37% |
2013 | +0.76% | +3.69% |
2014 | +1.44% | -0.90% |
2015 | -1.21% | -0.01% |
2016 | +3.22% | +1.63% |
2017 | -0.41% | -0.14% |
2018 | -0.36% | +2.24% |
2019 | +2.82% | +0.14% |
2020 | +1.50% | - |
2020年を除く結果をまとめると以下です。
独立記念日前後 | 確率 |
前後がプラス | 20% |
前がプラスで後がマイナス | 30% |
前後がマイナス | 30% |
前がマイナスで後がプラス | 20% |
・・・なんか、これを見ると全然関係無いように見えますね。
そもそも独立記念日前にプラスなのが50%の確率。そして独立記念日の前がプラスで後がマイナスになる確率は30%です。
つまり、これだけ見ると来週下がる確率は30%になるのでしょうか? 微妙な結果です。
まとめ
「独立記念日のアノマリーは気にしなくて良い」という当然の結果が導き出せました。
今年は色々特殊な事が起きすぎているので、仮にアノマリーの効果があっても微々たるものでしょう。やはりこの手の話はネタにして楽しむ程度で、実際の投資判断に組み込むべきではありませんね。
おわりに
今週はなんとかプラスで終わる事が出来ました。年初からの含み益も年収を超えています。
もちろん、多くの不安要素はありますが、少なくとも現状は今のVGT全振り、ホールド維持で突き進むつもりです。
それでは、皆さん今週もお疲れさまでした。良い週末を!
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