架空の猫の雑記帳

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大統領選討論会を見て投資方針を改めて考える

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いやー酷い討論会でしたね!

はじめに

昨日のダウは+1.20%、我がVGTは+0.74%とオールドエコノミー中心に上昇しました。

大統領選討論会がありましたが・・・特別サプライズは無かったので、結果的に株価にはほとんど影響は無かったんじゃないかと思っています。結局、先週からの流れで上がったんのかと。ADP雇用統計やGDP等の指標も良い感じでしたし。

さて、今回はその討論会の記事です。別に討論会の内容の解説ではなく、私がそれを見て投資方針をどう考えているかという記事なので注意。

さらに言うと、私としてはトランプさんも悪い所は有りますがそれを承知の上でやっぱりバイデンさんより、トランプさんの方がマシだと思っています。それを加味した上で続きをご覧下さい。

討論会の感想

いやー酷い討論会でしたね。というかこれって討論か? トランプさんは相手の発言を遮って好きな事を言う。バイデンさんは相手に目を合わせず原稿(?)を見て喋るだけ。後はお互いの悪口合戦。前回のトランプさんVSヒラリーさんの時も酷かったですが、今回はさらに酷い。

ただ、それでも米国に投資している人ならノーカットで全て見て、自分なりの考えをまとめるべきだと思います。「どっちも悪い」ではなく、ちゃんと両者を比較して「どっちがマシか?」で考えるべき。日本人に選挙権が有るわけじゃないけど、投資方針を決めるにあたっては非常に重要な情報です。

私としては割と楽しめましたし、得るものもありました。結論から言えば、やっぱりバイデンさんには期待出来ない。よって彼が大統領になったら投資方針を見直さざるを得ない。

注目していたのはバイデンさんの対応

トランプさんのやり口は最初から判っている事です。どうせ、まともな討論なんて行われないだろうと思っていました。さらに言えばどっちか当選するか予想出来るはずも無いので討論の勝ち負け自体もさほど重要では無い。

私が今回の討論会で重要視していたのは「バイデンさんの対応」、というかバイデンさんの性格、熱意、具体的な政策を確認する事です。

そもそも私にはバイデンさんの事がよく判っていません。オバマさん時代から米国株投資をしていたので、政治もウォッチしていましたが、バイデンさんが何かしたという記憶がほとんどありません。まだスーザン・ライスさんの方が記憶にあります。今回の選挙でも生放送でテレビ出演した事はほとんど無く、未知数な部分が多い。

私が対バイデンさん用の投資方針に悩んだのも、結局バイデンさんは具体的に何をするつもりなのか、そしてそれに実現性があるのかよく解らない部分が多かったから。民主党内の極左勢力を押さえられるのかも不安の種です。

もし、今回の討論会で本人に強い熱意、カリスマ性を感じる事が出来れば、たとえバイデンさんが大統領なっても少しは安心出来たかもしれません。しかし、結局のところ、私にはそれを感じる事が出来ませんでした。

痴呆症と言うほどではありませんが「グリーンニューディールを支持しない」とか妙な発言や、途中で質問を忘れる等不安な点も。トランプさんと比較すると声も小さく反論スピードも遅い。「自分ならなんとか出来る」と反論するも具体的な内容は無し。司会者もバイデンさん寄りで頻繁に助け舟を出される始末。

個人的に興味深かったのは、煽り耐性が低いのが判った事。トランプさんに痛いところを突かれると「shut up (黙れ)」と、トランプさん以上の酷い言葉。トランプさんの使う悪口は相手を煽ったり、話を逸らす為のものだけど、今回のバイデンさんは普通にブチギレていたように見える。世界中のマスコミから悪口を言われ続けても自分のペースを崩さないトランプさんとは大分違う。まあ、これはトランプさんが異常過ぎるのだが。

とにかく、これでは中国に対抗する事は厳しい。トランプさん相手にこの調子なら海千山千の他国のトップ達と渡り合う事は出来ない。相手はトランプさん以上にルール無視だし、政争の場では助けてくれる司会者は居ない。民主党をまとめきれるかも怪しい。

トランプさんとまともに言い争いはしない、という守りの戦略だったのだろうけど良くなかった。もっとガッツを見せるべきでした。一回でもトランプさんを黙らせる事が出来ていれば・・・ってのを期待したんですどね。

ちなみにトランプさんに関しては「相変わらず元気によく喋るなー」という印象。口は悪いが頭が回るのは確か。74歳とはとても思えない。また、討論会の中でのトランプさんの「私はあなたが47年で行った事以上の事を47ヶ月で達成した」というのは正にそのとおりだと思う。

実際、トランプさんになってから色々変わりました。ようやくまともに中国と向き合うようになったし、中東問題も進展しました。経済だってコロナ前までは順調だったし、今はすごいスピードで復旧しつつある。人身売買組織の撲滅に尽力する等、トランプさんは実は色々取り組んでいる。

だからバイデンさんのトランプさんが「何もしていない大統領」という発言は、それらの案件を軽視している。トランプさんの実績を認め、さらに自分なら何を出来るかを具体的に述べて欲しかった。

バイデンさんの副大統領時代の実績(?)ってオバマさんと一緒に親中で中国の南シナ海進出を許した事ぐらいしか思いつかない。実際、本人も副大統領時代の事をあまりアピールしていないように思えるし。

投資方針について

私は元々米国ハイテク株への投資を行っていましたが、集中投資をし始めたのはトランプさんが大統領になった時。それだけトランプさんに期待していたという事です。実際、それは成功して私は大きな利益を得る事が出来ました。

しかし、バイデンさんにそれを感じる事は出来ない。私はバイデンさんなら長期的に見て米国経済の成長スピードは落ちていくと思っています(一時的には対中政策緩和で上がるとは思う)。もちろん、これは私の素人意見です。ただ、多くのアナリストだってトランプさんが大統領に就任する時は経済は崩壊するとか言っていたので、結局、未来の事なんて誰にも解らないでしょう。

重要なのは、私が米国の未来に疑いを持つようになり、「強気の投資を出来なくなる」「投資握力が弱くなる」という事です。だから投資方針を変えざるを得ない。トランプさんから始まった米国ハイテク株への集中投資は、トランプさんが終れば、終わる。

バイデンさんが当選した場合も米国株に投資を続ける事に変わりはないでしょうけど、ある程度は現金、債券等の割合を増やすつもりです。ゆくゆくはハイテク(VGT)への投資も見直していく可能性も有ります。

おわりに

酷い内容でしたが、思わず吹き出してしまう場面もあり、なんだかんだ言って私は楽しめました。日本でもこういうのやってほしいですね。

色々書きましたが、これらはあくまで私の考えです。「バイデンさんでも何も変わらない」「むしろ強気になる」という投資方針でも全く問題無いと思います。ただし、メディアやアナリストの情報を鵜呑みにするのではなく、討論会をノーカットで見るなど、自分で情報収集、判断をした上でその結論を出すべきです。

 

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